マンション管理士になるには試験に合格し、管理士として登録しなければなりません。
受験資格は必要ありませんが国家資格という重要な役割を担う資格なので簡単ではありません。
ここでは想定される試験の出題内容や試験日程および難易度や合格率などの試験概要をお伝えします。


資格または検定試験名(正式名称と通称)

マンション管理士試験:(通称)マンション管理士(国家資格)

受験資格

誰でも受験できます。

ただし、試験に合格してマンション管理センターの登録を受けて、マンション管理士になれるのですが、次のマンションの管理の適正化の推進に関する、法律第 \( 30\) 条第 \( 1 \) 項各号に該当する人は、マンション管理士として登録することはできません。

※マンションの管理の適正化の推進に関する法律第30条

一  成年被後見人又は被保佐人

二  禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から\(2\) 年を経過しない者

三  この法律の規定により罰金の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から\(2\) 年を経過しない者

四  第 \(33\) 条第 \(1\) 項第 \(2\) 号又は第 \(2\) 項の規定により登録を取り消され、その取消しの日から\(2\) 年を経過しない者

五  第 \(65\) 条第 \(1\) 項第 \(2\) 号から第 \(4\) 号まで又は同条第 \(2\) 項第 \(2\) 号若しくは第 \(3\) 号のいずれかに該当することにより第 \(59\) 条第 \(1\) 項の登録を取り消され、その取消しの日から\(2\) 年を経過しない者

六  第 \(83\) 条第 \(2\) 号又は第 \(3\) 号に該当することによりマンション管理業者の登録を取り消され、その取消しの日から\(2\) 年を経過しない者(当該登録を取り消された者が法人である場合においては、当該取消しの日前\(30\) 日以内にその法人の役員(業務を執行する社員、取締役、執行役又はこれらに準ずる者をいう。)であった者で当該取消しの日から\(2\) 年を経過しないもの)

「マンションの管理の適正化の推進に関する法律第30条第項各号抜粋」
(平成 \(30\) 年 \(7\) 月 \(1\) 日時点)

試験内容と受験対策方法

試験内容

試験時間:\(120\) 分(試験の一部免除の場合\(\,110\,分\))
問題数:\(\,50\,問\)
(試験の一部免除対象の人については\(\,45\,問\)です。)
試験形式:\(\,4\,\)肢択一/マークシート方式方式
出題範囲:
(1)マンションの管理に関する法令および実務に関すること
(2)管理組合の運営の円滑化に関すること
(3)マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
(4)マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
※試験の一部免除対象の人は(4)の出題範囲が免除されます。
合格ライン:\(35\,\)点前後
持ち物:
・受験票
・筆記用具
・腕時計(通信機能・計算機能がなく、音を発しないもの・腕時計以外の置時計等はNG)

【試験の一部免除について】

管理業務主任者試験の合格者は、マンション管理適正化法に関する\(5\,\)問が正解扱いとなる免除の対象となります。

ただし、申請しなければ免除されませんのでご注意ください。

また、\(平成\,14\,年\)で終了していますが、国土交通大臣が指定する移行講習の課程を修了した人も申請をすれば免除対象になります。

対策方法

参考書での独学
専門講座
通信講座

試験の出題は法令分野と建築設備関係分野になりますが、法令分野の問題が\(\,30\,\)問以上(\(\,50\,\)問中)です。
合格ラインは\(\,35\,\)点前後と言われています。
建築設備関係分野の出題は難解なものが多いので、ウエイトの大きい法令分野で確実に得点することが合格のポイントです。

法令分野では、マンションの適正化法および標準管理規約や区分所有法、民法を十分に理解するよう学習しましょう。
建築設備関係分野は、基本をおぼえることに力を注ぎ、深入りすることはおすすめしません。

お金はかかりますが、合格率が低い資格ですので通学や通信講座を受講した方が合格への近道と言えるでしょう。
1年程度の学習期間をかけて合格する人が多いようです。

試験頻度および日時や時期

 \(年\,1\,回実施\)  \(11\,月\)

試験会場

 全国\(\,8\,\)試験地
札幌市・仙台市・東京都・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市・那覇市 およびこれら周辺地域

試験会場は受験票で確認してください。
※東京都と大阪市は同一試験地に複数の試験会場がありますが、試験会場はマンション管理センターより指定されます。

受験料

 \( 9,400\) 円(非課税)

過去数年の平均合格率および難易度

【\(29\,\)年度】
受験者数:\(13,037\,\)名
合格者数:\(1,168\,\)名
合格率:\(9.0\,\)%

 \(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,168}{13,037}\times 100≒9.0(%)\)

【\(28\,\)年度】
受験者数:\(13,737\,\)名
合格者数:\(1,101\,\)名
合格率:\(8.0\,\)%

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,101}{13,737}\times 100≒8.0(%)\)

【\(27\,\)年度】
受験者数:\(14,092\,\)名
合格者数:\(1,158\,\)名
合格率:\(8.2\,\)%

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,158}{14,092}\times 100≒8.2(%)\)

例年一桁の合格率で、難易度は高いといえます。

主催・試験実施団体

名称:公益財団法人 マンション管理センター
住所:東京都千代田区一ツ橋2丁目5-5 岩波書店一ツ橋ビル7階