司法書士試験の日程と願書配布(請求)期間や願書受付場所および合格率と難易度についてお伝えします。
司法書士は国民の権利と生活を守り、暮らしの法律問題を解決する「身近な法律家」です。

資格または検定試験名(正式名称と通称)

司法書士(国家資格 業務独占

暮らしの法律問題を解決する「身近な法律家」次のステップとして、
行政書士の資格を取得することで、会社設立に必要な手続きを一気に引き受けられるようになります。
また、土地家屋調査士の資格があれば測量や表題登記申請まで行えるので、不動産のプロフェッショナルになることが出来ます。

受験資格

誰でも受験できます。

試験内容

 \(\color{magenta}{\fbox{筆記試験}}\)

●午前の部
試験時間:\(\,120\,\)分
出題形式:多肢択一式(マークシート方式)
問題数:\(\,35\,\)問
出題科目:憲法(\(\,3\,\)問)・民法(\(\,20\,\)問)・刑法(\(\,3\,\)問)・商法(\(\,9\,\)問)
配点:\(\,105\,\)点

●午後の部
試験時間:\(\,180\,\)分
出題形式①:多肢択一式(マークシート方式)
問題数:\(\,35\,\)問
出題科目:不動産登記法(\(\,16\,\)問)・商業登記法(\(\,8\,\)問)・民事訴訟法(\(\,5\,\)問)・民事執行法(\(\,1\,\)問)・民事保全法(\(\,1\,\)問)
     供託法(\(\,3\,\)問)・司法書士法(\(\,1\,\)問)  
配点:\(\,105\,\)点
出題形式②:記述式(登記申請書の記載事項や判断理由等を問う問題)
問題数:\(\,2\,\)問
出題科目:不動産登記法(\(\,1\,\)問)・商業登記法(\(\,1\,\)問)  
配点:\(\,70\,\)点

 \(\color{orange}{\fbox{口述試験}}\) 

所要時間:\(\,1\,\)人あたり\(\,15\,\)分程度
試験形式:口述式(\(\,2\,\)人の試験官に口述で回答を求められます。)
試験科目:不動産登記法・商業登記法・司法書士法(司法書士の業務を行うに必要な一般常識)

願書(申請書)配布(請求)期間や受付場所

例年 \(\,4\,\)月上旬~\(\,5\,\)月中旬頃

願書は受験地を管轄する法務局または地方法務局の総務課で配布されます。
直接窓口に出向かなくても、願書を郵送してもらうことができます。

願書を窓口で受け取る、郵送で請求する、どちらの場合も出願申請の締切に間に合うように余裕をもって請求してください。

※配布場所や時間、郵送での請求方法など詳しくは法務省HP(司法書士試験)で確認してください。

願書(申請書)出願期間

例年 \(\,5\,\)月上旬~\(\,5\,\)月中旬

※受付時間など詳しくは法務省HP(司法書士試験)で必ず確認してください。

試験頻度および日時や時期

年\(\,1\,\)回実施

 \(\color{magenta}{\fbox{筆記試験}}\) \(\,7\,\)月

 \(\color{orange}{\fbox{口述試験}}\) \(\,10\,\)月

試験会場

 \(\color{magenta}{\fbox{筆記試験}}\) 

受験願書(申請書)を提出した、法務局または地方法務局ごとにそれぞれの局が指定した場所(受験票に記載されています。)

 \(\color{orange}{\fbox{口述試験}}\) 

管区法務局ごとにそれぞれの局が指定した場所(口述試験の受験票に記載されています。)

※いずれの試験も指定された試験場以外の試験場では受験できません。

受験料

\(\,8,000\,\)円(収入印紙で納付)

過去数年の平均合格率および難易度

 \(\color{black}{\fbox{平成30年(2018)}}\)

受験者数:\(\,14,387\,\)人
合格者数:\(\,621\,\)人
合格率:\(\,4.3\,\)%

 \(\color{black}{\fbox{平成29年(2018)}}\)

受験者数:\(\,15,440\,\)人
合格者数:\(\,629\,\)人
合格率:\(\,4.1\,\)%

 \(\color{black}{\fbox{平成28年(2017)}}\)

受験者数:\(\,16,725\,\)人
合格者数:\(\,660\,\)人
合格率:\(\,3.9\,\)%

例年、合格率は低く\(\,4\,\)%前後です。
非常に難易度が高い超難関の試験ではありますが、「受験資格が限定されていない」ことが合格率を低くしている原因でもあると言えます。

「とりあえず受けてみたい!」という受験者も多いのです。

司法書士試験は学習した人を裏切らない試験であると言われています。
口述試験で不合格になったという話は出ていないので、数字だけを見てあきらめずにまずは、一次試験となる筆記試験にまずは集中しましょう。

主催・試験実施団体

名称:法務局または地方法務局の総務課
東京法務局民事行政部総務課
住所:東京都千代田区九段南1-1-15 九段第2合同庁舎

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