自然ガイドステージ2資格試験の受験資格と科目や講習内容と難易度

自然ガイドステージ2の資格試験には受験資格となる経験日数と活動内容がステージ1以上に必要です。
ここでは自然ガイドステージ2の筆記試験（1次）や実技試験（2次）の科目や講習内容と難易度などをお伝えします。
また他のガイド資格取得者が受験する場合、自然ガイドステージ1の筆記試験の専門科目2科目を受験する必要があります。

資格または検定試験名（正式名称と通称）

自然ガイド資格検定試験：（通称）自然ガイドステージⅡ（民間資格）

国内で四季を通じて、人間社会と隣接する里地・里山・山地・高原で、自然・歴史・民俗等を解説する自然ガイドを行う事が出来る資格。
※ただし自然ガイド単独資格の人は、ピークハントが主な目的となる登山ガイド業務はは行えません。

【活動できる範囲】
雪のない時期の高原や山野、里地里山および積雪期の里地里山となり、高原・山野は森林限界を越えない範囲となります。
例：積雪期の日光戦場ヶ原、霧ヶ峰などの交通機関と隣接する地帯です。

ガイド資格認定

資格更新について

他のガイド資格取得者の受験について

受験資格

■満\(\,20\,\)歳以上で健康で体力があること、日本山岳ガイド協会の「自然ガイド ステージⅠ」の資格を持つ人。
■自然ガイド ステージⅠの試験から連続して受験する場合は、無積雪期実技試験に合格している人。
■通算\(\,100\,\)日以上の自然活動経験を持ち、内\(\,10\,\)日以上の積雪期の自然活動経験を持つ人。

資格検定試験 二次試験受験申請書の受付方法

郵送（簡易書留）で、申請書類一式を日本山岳ガイド協会事務局宛送付してください。
郵送のみでの受付です。

※申請書類は日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

試験内容と受験対策方法

試験内容

【一次試験の有効年数】
一次試験の合格有効年数は、合格通知書の発行日から\(\,5\,\)年目の当該日までです。
【二次試験の各科目の有効年数】
各科目の合格有効年数は、合格通知書の発行日から\(\,3\,\)年目の当該日までです。

※他のガイド資格取得者が受験する場合、自然ガイドステージ\(\,1\,\)の筆記試験の専門科目\(\,2\,\)科目を受験する必要があります。

　\(\color{black}{\fbox{筆記試験（一次試験）}}\)

試験科目：
■専門科目　　自然ガイド専門知識／安全管理

【自然ガイド専門知識】
\(\,1.\,\)自然ガイドの技術一般、解説技術、用具に関する知識
\(\,2.\,\)自然ガイド活動エリアの自然の知識
\(\,3.\,\)気象の知識
\(\,4.\,\)読図の知識
\(\,5.\,\)積雪期の知識
\(\,6. \,\)自然環境の保全や利用に関する知識

【安全管理】
\(\,1.\,\)安全管理知識および事故予防に関する知識
\(\,2.\,\)行動中の健康管理に関する知識
\(\,3.\,\)環境要因による疾病に関する知識
\(\,4.\,\)セルフレスキュー・危急時対応に関する知識

　\(\color{black}{\fbox{実技検定試験（二次試験）}}\)

試験科目：
■積雪期自然観察路ルートガイディング　自然解説技術・安全管理技術

出題内容：
\(\,1.\,\)積雪期のルートガイディング技術と歩行技術
\(\,2.\,\)雪上でのスノーシュー、軽アイゼンなどの用具の使い方及び指導能力
\(\,3.\,\)自然観察と解説技術及び安全管理

　\(\color{blue}{\fbox{受験者義務講習会}}\)

ガイドの安全管理にとって重要な科目です。
危急時対応技術講習を受講されていない場合には、認定通知書が発行されません。

※他のガイド資格を取得していて、すでに危急時対応技術講習もしくはファーストエイド講習会を受講している場合には免除されます。
※講習会の日程は、日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

講習科目：危急時対応技術講習（\(\,2\,\)日）
検定は行なわれません。
講習内容：
\(\,1.\,\)自然界での危険
\(\,2.\,\)危急時のとらえ方
\(\,3.\,\)リスクアセスメント
\(\,4.\,\)危急時の対応及び措置
\(\,5.\,\)気象遭難 他

対策方法

テキスト・専門講座

筆記試験については、日本山岳ガイド協会より筆記試験の問題集とテキスト（教本・マニュアル）が発行されています。
日本山岳ガイド協会HPより購入できます。

●自然ガイド・登山ガイド　職能別ガイド検定試験　筆記試験過去問題集
●ガイドマニュアル【山岳ガイド編】
●ガイドの基礎的知識教本 改訂版
●自然・登山ガイドの専門的知識教本
●山のファーストエイド教本
●雪の安全管理・雪崩対策技術教本
●百万人の山と自然「講座　登山　基礎」　増補改訂版 など

日本山岳ガイド協会発行のテキストを熟読し、忠実に問題集解いてコツコツと試験に準備しましょう。

日本山岳ガイド協会で行われる、資格試験対応講習会やガイド養成指導などを受けて合格を目指すのも良いでしょう。
※資格試験対応講習会やガイド養成指導の詳しい日程などは、日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

試験頻度および日時や時期

　\(\color{magenta}{\fbox{筆記試験}}\)

年\(\,2\,\)回実施　　\(\,6\,\)月・\(\,11\,\)月

　\(\color{red}{\fbox{実技検定試験}}\)

日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

試験会場

　\(\color{magenta}{\fbox{筆記試験}}\)

東京・大阪

※会場については受験票や日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

　\(\color{red}{\fbox{実技検定試験}}\)

【積雪期自然観察路ルートガイディング　自然解説技術・安全管理技術\(\,2\,\)日】
戸隠

【危急時対応技術講習会 \(\,2\,\)日】
小諸／宮城県／関東／関西

※開催地は年度によっては変更になる場合がありますので、詳しい会場は日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

受験料

　\(\color{magenta}{\fbox{筆記試験}}\)

\(\,20,000\,\)円

他のガイド資格で一次試験合格している場合は共通科目が免除され、受験料は\(\,15,000\,\)円となります。
※ただし、フリークライミング インストラクター資格者はこの限りではありません。
　
　\(\color{red}{\fbox{実技試験}}\)

【積雪期自然観察路ルートガイディング　自然解説技術・安全管理技術】
\(\,30,000\,\)円

※認定養成指導者による同等の検定を経ている場合は免除されます。
この場合、\(\,10,000\,\)円の審査料となります。

【危急時対応技術講習会】
\(\,25,000\,\)円

難易度

ガイドになるには登山の経験があり、山を熟知していることが大前提です。
また十分な登山経験があることが基本です。
道を案内するだけではなく、同行者の体力や体調などを考慮し、天候の変化や危険時に正しい判断をし、安全確保ができる能力が求められます。

テキスト（教本や問題集を）を勉強しておけば簡単に合格するといった資格試験ではありません。
難易度の高い検定試験と言えるでしょう。

しかし、日本山岳ガイド協会が認定している登山に関する資格の中では「自然ガイド」は一番難度の低いチャレンジしやすい検定試験です。

【登山に関する資格】
下にいくほど難易度は高くなります。

・自然ガイド（ステージⅠ・Ⅱ）
（ステージⅠ）
　⇒自然ガイドステージ1資格試験の受験資格と科目や講習内容と難易度

・登山ガイド
（ステージⅠ）
　⇒　登山ガイド資格ステージ１検定試験の受験資格と日程や問題内容と難易度

（ステージⅡ）
　⇒　登山ガイド資格ステージ2検定試験の受験資格と日程や問題内容と難易度

（ステージⅢ）
　⇒　登山ガイド資格ステージ３検定試験の受験資格と日程や問題内容と難易度

・山岳ガイド（ステージⅠ・Ⅱ）

・国際ガイド

主催・試験実施団体

名称：公益社団法人 日本山岳ガイド協会
住所：東京都新宿区四谷三栄町6番9号　丸藤ビル2階

　⇒　自然ガイドステージ1,2の資格試験の種類と受験資格や試験科目の違い

自然ガイド資格検定試験の全てのステージリストはこちらになります。

　⇒　スポーツ・趣味・教養に関する資格一覧 目的に合った資格でなりたい自分に！

スポーツ・趣味・教養に関する資格はたくさんありますよ。
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