登山ガイド資格ステージ1の受験資格と検定の日程や試験問題内容をお伝えします。
登山ガイド検定はステージによって筆記試験と実技試験の科目など試験内容が異なります。
活動できる範囲も違ってきますので、ここでは登山ガイドステージ1の検定の内容を確認して下さい。

資格または検定試験名(正式名称と通称)

登山ガイド資格検定試験:(通称)登山ガイドステージⅠ(民間資格)

国内の無積雪期において、山地・山岳地帯の整備された登山道で登山ガイドができる資格です。

【行動できる範囲】
無積雪期の一般登山道や登山地図の実線で示された登山道となります。
破線、難路と示された登山道は除き、沢登りはできません。

日本山岳ガイド協会の定める登山経験・技術基準

 \(\color{black}{\fbox{登山歴}}\)

・山行日数\(\,120\,\)日以上
・積雪期登山経験\(\,10\,\)日以上

※すべて\(\,10\,\)年前までの記録とします。

ガイド資格認定

全科目に合格し、且つ、受験者義務講習を修了した者へは、ガイド資格認定通知書を発行する。
認定通知書受給者は、本会正会員団体に入会し、正会員団体より入会手続を行う。
手続きが完了したものには正会員団体を通して、本会よりガイド資格認定証(本会正会員証)およびガイドバッチを付与する。
本会に入会しなければガイド活動を行うことは出来ない。

※出典:日本山岳ガイド協会HPより

資格更新について

資格更新は3年毎に4単位以上の資格更新研修を修了することで更新される。
自己の有効期限内に満65歳に達したとき、その間1回以上の資格更新研修会を履修し次の資格有効期間を確定している者は、その後3年毎に2日間の机上研修を修了することで更新される。
実技研修免除の年齢を越えて資格を取得した者は、1回以上の更新研修会を修了した後に年齢による実技研修免除が適応される。
また、この資格の有効期限内に登山ガイドステージⅡ資格を取得した場合、そこから新しい資格としての有効期限が発生する。
すでに更新研修を修了させ、登山ガイドステージⅠの資格を更新していたとしてもその更新は登山ガイドステージⅡ資格には反映されない。

※出典:日本山岳ガイド協会HPより

受験資格

満\(\,20\,\)歳以上で健康で体力があること、通算\(\,120\,\)日以上の登山経験をもち、そのうちに積雪期登山経験を\(\,10\,\)日間以上持つ人。

資格検定試験 一次試験受験申請書の受付方法

郵送(簡易書留)で、申請書類一式を日本山岳ガイド協会事務局宛送付してください。
郵送のみでの受付です。

※申請書類は日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

申請書の受付後に、受験番号・受験会場が記載された受験票が送付されます。

試験内容と受験対策方法

試験内容

筆記試験実技検定試験です。
一次試験の筆記試験に合格した人が、二次試験の実技検定試験を受験することが出来ます。

 \(\color{magenta}{\fbox{一次試験(筆記試験)}}\)

【一次試験の合格有効年数】
合格通知書の発行日から\(\,5\,\)年目の当該日までです。

試験科目:
・共通科目(基礎的知識/ガイド業務関連知識)
・専門科目(登山ガイド専門知識/安全管理)
・小論文
出題内容:
●共通科目
【基礎的知識】
\(\,1.\,\)スポーツ科学の知識
\(\,2.\,\)義務教育レベルの理科的基礎知識(地学、生物、物理・化学的な基礎知識)
\(\,3.\,\)山村の経済・文化・歴史・民俗の知識
\(\,4.\,\)自然環境の知識と保護保全利用について
【ガイド業務関連知識】
\(\,1.\,\)ガイド業務関連法
\(\,2.\,\)ガイド業務関連の歴史
\(\,3.\,\)ガイド倫理およびマナー
\(\,4.\,\)サービス業としてのガイド業について

※他のガイド資格で一次試験に合格している場合は、共通科目が免除されます。
ただし、フリークライミング インストラクター資格者はこの限りではありません。

●専門科目
【登山ガイド専門知識】
\(\,1.\,\)登山ガイド技術一般、解説技術、用具に関する知識
\(\,2.\,\)日本の山岳の自然の知識
\(\,3.\,\)気象の知識
\(\,4.\,\)読図の知識
\(\,5.\,\)積雪期の知識
\(\,6.\,\)自然環境の保全や利用に関する知識
\(\,【安全管理】\,\)
\(\,1.\,\)安全管理知識および事故予防に関する知識
\(\,2.\,\)行動中の健康管理に関する知識
\(\,3.\,\)環境要因による疾病に関する知識
\(\,4.\,\)セルフレスキュー・危急時対応に関する知識
\(\,5.\,\)レスキューに関する基礎知識

●小論文
・ガイドの役割や責務、およびガイドの資質について
・自然の知識と解説能力 など

 \(\color{red}{\fbox{二次試験(実技試験)}}\)

【二次試験の各科目の合格有効年数】
合格通知書の発行日から\(\,3\,\)年目の当該日までです。

検定科目:
・無積雪期ルートガイディング自然解説技術
・安全管理技術 基礎
・筆記試験

検定内容:
【無積雪期ルートガイディング自然解説技術】
\(\,1.\,\)無積雪期でのルートガイディング技術と歩行技術
\(\,2.\,\)セルフ・レスキュー
\(\,3.\,\)自然観察と解説
\(\,4.\,\)読図

【安全管理技術 基礎】
\(\,1.\,\)搬送技術
\(\,2.\,\)ロープ技術(ロープ操作・固定ロープの方法・ショートロープ技術 講習)
\(\,3.\,\)緊急露営技術

【筆記試験】
実技検定試験に付帯する筆記試験を行う場合があります。

 \(\color{orange}{\fbox{受験者義務講習会}}\)

ガイドの安全管理にとって重要な科目です。
危急時対応技術講習を受講しない場合には、認定通知書が発行されません。

※他のガイド資格を取得していて、すでに危急時対応技術講習もしくはファーストエイド講習会を受講している場合には免除されます。
※講習会の日程は、日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

講習科目:危急時対応技術講習(\(\,2\,\)日)
検定は行なわれません。
講習内容:
\(\,1.\,\)自然界での危険
\(\,2.\,\)危急時のとらえ方
\(\,3.\,\)リスクアセスメント
\(\,4.\,\)危急時の対応及び措置
\(\,5.\,\)気象遭難 他

対策方法

テキスト・専門講座

事前に日本山岳ガイド協会の定める、「登山ガイドステージ Ⅰ」の登山経験・技術基準に合致した十分な登山経験があることが基本となります。
・山行日数\(\,120\,\)日以上
・積雪期登山経験\(\,10\,\)日以上

筆記試験については、日本山岳ガイド協会より筆記試験の問題集とテキスト(教本・マニュアル)が発行されています。
日本山岳ガイド協会HPより購入できます。

●自然ガイド・登山ガイド 職能別ガイド検定試験 筆記試験過去問題集
●ガイドマニュアル【山岳ガイド編】
●ガイドの基礎的知識教本 改訂版
●自然・登山ガイドの専門的知識教本
●山のファーストエイド教本
●雪の安全管理・雪崩対策技術教本
●百万人の山と自然「講座 登山 基礎」 増補改訂版 など

日本山岳ガイド協会発行のテキストを熟読し、忠実に問題集解いて行きましょう。
小論文では、原稿用紙\(\,2\,\)枚目の最後の行まで埋めることが重要です。

日本山岳ガイド協会で行われる、資格試験対応講習会ガイド養成指導などを受けて合格を目指すのも良いでしょう。

※資格試験対応講習会やガイド養成指導の詳しい日程などは、日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

試験頻度および日時や時期

 \(\color{magenta}{\fbox{一次試験(筆記試験)}}\)

年\(\,2\,\)回実施  \(\,6\,\)月・\(\,11\,\)月

 \(\color{red}{\fbox{二次試験(実技試験)}}\)

日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

試験会場

 \(\color{magenta}{\fbox{一次試験(筆記試験)}}\)

東京・大阪

※会場は受験票で確認してください。

 \(\color{red}{\fbox{二次試験(実技試験)}}\)

【無積雪期ルートガイディング 自然解説技術 \(\,2\,\)日】
志賀高原/比良/丹沢

【安全管理技術 基礎 \(\,2\,\)日】
志賀高原/比良/丹沢

【危急時対応技術講習会 \(\,2\,\)日】
小諸/宮城県/関東/関西

※開催地は年度によっては変更になる場合がありますので、詳しい会場は日本山岳ガイド協会HPで確認してください。

受験料

\(\color{magenta}{\fbox{一次試験(筆記試験)}}\)

\(\,20,000\,\)円
他のガイド資格で一次試験合格している場合は共通科目が免除され、受験料は\(\,15,000\,\)円となります。
※ただし、フリークライミング インストラクター資格者はこの限りではありません。

\(\color{red}{\fbox{二次試験(実技試験)}}\)

【無積雪期ルートガイディング 自然解説技術】 \(\,30,000\,\)円
※認定養成指導者による同等の検定を経ている場合は免除されます。
この場合、\(\,10,000\,\)円の審査料となります。

【安全管理技術 基礎】 \(\,30,000\,\)円

【危急時対応技術講習会】 \(\,25,000\,\)円

難易度

ガイドになるには登山の経験があり、山を熟知していることが大前提です。
また十分な登山経験があることが基本です。
道を案内するだけではなく、同行者の体力や体調などを考慮し、天候の変化や危険時に正しい判断をし、安全確保ができる能力が求められます。

テキスト(教本や問題集を)を勉強しておけば簡単に合格するといった資格試験ではありません。
難易度の高い検定試験と言えるでしょう。

【日本山岳ガイド協会が認定している登山に関する資格】
下にいくほど難易度は高くなります。

・自然ガイド(ステージⅠ・Ⅱ)
(ステージⅠ)
 ⇒ 自然ガイドステージ1資格試験の受験資格と科目や講習内容と難易度

(ステージⅡ)
 ⇒ 自然ガイドステージ2資格試験の受験資格と科目や講習内容と難易度

・登山ガイド(ステージⅠ・Ⅱ・Ⅲ)
(ステージⅡ)
 ⇒ 登山ガイド資格ステージ2検定試験の受験資格と日程や問題内容と難易度

(ステージⅢ)
 ⇒ 登山ガイド資格ステージ3検定試験の受験資格と日程や問題内容と難易度

・山岳ガイド(ステージⅠ・Ⅱ)

・国際ガイド

主催・試験実施団体

名称:公益社団法人 日本山岳ガイド協会
住所:東京都新宿区四谷三栄町6番9号 丸藤ビル2階

 ⇒ 登山ガイドステージ1,2,3の資格試験の内容と料金やテキストおよび受験基準

登山ガイド資格検定試験の全てのステージリストはこちらになります。