介護支援専門員、通称ケアマネージャーと呼ばれる資格の受験資格は定期的に改訂されます。
2018年の改訂では国家資格を持っている人の実務経験等は変わりませんが、ホームヘルパーなどの一部の実務経験は受験資格とはならなくなりました。

受験資格や難易度と義務化される研修や試験日程をお伝えします。

資格または検定試験名(正式名称と通称)

介護支援専門員:(通称)ケアマネージャー公的資格

介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格取得方法

介護支援専門員(ケアマネージャー)の業務に従事するためには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格後、各都道府県が実施する実務研修を受講する必要があります。

実務研修修了後、各都道府県の介護支援専門員の「登録」を行います。
その上で都道府県知事に対して申請を行うと「介護支援専門員証」が交付され、介護支援専門員の業務を行うことができます。

実務研修日程

実務研修の実施時期は都道府県によって異なります。

実務研修では国が定めたカリキュラムにそって、介護サービス計画(ケアプラン)の作成やモニタリングの実施など、ケアマネジメントに関するさまざまな業務に関する専門知識や技術を学習します。
介護支援専門員指導者や大学教員、県・市区町村等の行政担当職員等が講義を行います。

研修期間:\(\,6\,日間\)
研修時間:\(合計\,44\,時間以上\)
※通常は前期・後期に分けて実施されます。

介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格

2018年以降の試験から、受験資格の一部変更(実務経験とみなされる業務の部分)があります。
今まで対象となっていた介護等の業務やケース・ワーカーが対象外になり、介護職員初任者研修、ホームヘルパー2級、実務者研修などの資格を持っていても以前のように受験することはできなくなりました。

2018年以降の試験から適用される新制度では、
以下の業務の通算年数が\(\,\color{red}{5\,年かつ、\,900\,日以上}\)必要です。

■国家資格等に基づく業務に従事する者
医師・歯科医師・薬剤師・保健師・助産師・看護師・准看護師・理学療法士・作業療法士・社会福祉士・介護福祉士・視能訓練士・義肢装具士・歯科衛生士・言語聴覚士・あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師・柔道整復師・栄養士・管理栄養士・精神保健福祉士

■生活相談員として相談援助業務に従事する者
特定施設入居者生活介護・地域密着型特定施設入居者生活介護・地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護・介護老人福祉施設・介護予防特定施設入居者生活介護などにおける生活相談員としての業務が対象です。

■支援相談員として相談援助業務に従事する者
介護老人保健施設における支援相談員としての業務が対象です。

■相談支援専門員として相談援助業務に従事する者
計画相談支援・障害児相談支援における相談支援専門員としての業務が対象です。

■主任相談支援員
生活困窮者自立相談支援事業などにおける主任相談支援員としての業務が対象です。

試験内容と受験対策方法

試験内容

出題方法:五肢複択方式・マークシート方式
試験時間:\(\,120\,分\)
出題数:\(\,60\,問\)
(介護支援分野\(\,25\,問\)・保健医療福祉サービス分野\(\,35\,問\))
■介護支援分野
・介護保険制度の基礎知識
・要介護認定などの基礎知識
・居宅、施設サービス計画の基礎知識など
■保健医療福祉サービス分野
・保健医療サービスの基礎知識、総合知識
・福祉サービスの知識

対策方法

テキスト・参考書での独学
通学講座
通信講座

まずは試験を受けるまでに実務経験が5年以上必要ですが、勉強を始めて試験に合格するまでの平均期間は6ヶ月です。

時間(時間)を短くしたいのであれば通学講座や通信講座を利用するのが良いでしょう。
ただ費用がテキスト・参考書での独学に比べ高額になります。

通学講座(\(\,150,000\,円~\,170,000\,円\))
通信講座(\(40,000\,円~70,000\,円\))
独学(テキストや過去問題集 \(\,1\,冊\,2,000\,円~\,3,000\,円\))
※試験問題は介護保険制度改正に合わせて傾向も変わるので、必ず受験する年に出版された最新のテキストや過去問題集を購入しましょう。
テキストを熟読し過去問を繰り返し解き、間違えたところをテキストで確認することの繰り返しがポイントです。

受験頻度および日時や時期

 \(年\,1\,回\hspace{10pt}10\,月\)

受験会場

各都道府県の指定された場所。

【受験地】
受験地は次のようになっています。
例えば、埼玉県を受験地とするには
●申込日現在、受験資格対象業務に従事している場合
その勤務地が埼玉県であること
●申込日現在、受験資格対象業務ではない場合、または無職の場合
住所地が埼玉県であること

受験料

 \(7,100\,~9,200\,円\)程度
各都道府県によって異なります。
(埼玉県の場合 \(\,8,700\,円\)です)

過去数年の平均合格率および難易度

 合格率:\(\,20\,%\)前後

合格率から見ても明らかですが、法の改定によって医療系の資格の取得難易度は高くなっています。
ケアマネージャーの資格の合格率も低く、難易度は高いです。

主催・試験実施団体

各都道府県の介護保険担当課等