計算技術検定とは、工業高校校長協会が主催する計算力の検定試験で、計算実務能力検定とは違います。
電卓を正しく利用出来る能力向上を目的とする試験で、工業では習わないものも含む数学の基礎的な内容になります。

学校には連絡が入りますが、受験資格と試験問題内容および合格基準をお伝えしておきます。

資格または検定試験名(正式名称と通称)

計算技術検定(民間資格

 \(\large{\color{green}{\fbox{4級}}}\) \(\large{\color{magenta}{\fbox{3級}}}\) \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\) \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)

※合否決定は、学校ごとに定める委員会で審査し当該学校長が決定します。

全科目合格をすると協会から表彰状が贈られます。
1級では全種目満点合格でブロンズが贈与さます。

受験資格

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\) \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) \(\color{red}{\fbox{1級}}\)

在校生および会場校責任者が認めた者 とします。

試験内容と受験対策方法

試験内容

ポケコンや関数電卓の利用を前提とし、それ以外の計算機器の使用は認められていません。

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\) 
電卓またはポケコンのみで計算ができる計算問題がほとんどです。

1.四則計算(\(\,10\,分\))
■4数値の四則計算
■5数値、6数値の四則計算(答を小数第3位まで求める問題を含む)

2.資格集計計算\((\,10\,分)\)
■積和計算
■和および割合計算ができる

3.実務計算\((\,10\,分)\)
■比例・反比例の計算
■定数とその関連計算
■文字式の計算(平方・平方根などを含む四則計算)

※3種目ともそれぞれ70点以上で合格となります。

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) 
4級と同様に、ほとんどが電卓またはポケコンに依存する計算問題です。

1.四則計算\((\,10\,分)\)
■6数値・8数値・10~12数値の四則計算
■固定小数点方式による3数値の四則計算
■浮動小数点方式による3数値・4数値の四則計算

2.関数計算\((\,10\,分)\)
■関数値を含めた4変数~6変数の四則計算
■合成関数を含めた4変数~6変数の四則計算(三角関数は10進法の度数・度分秒・RADの計算を含む)

3.実務計算\((\,10\,分)\)
■平方に比例または反比例する計算
■平方根に比例または反比例する計算
■順列・組合せの計算
■文字式の計算
■1次式の変形を伴う計算(式を変形して数値を代入する)

※3種目ともそれぞれ70点以上で合格となります。

 \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) 
中学ないし高校数学の基礎的レベルです。

1.関数計算\((\,15\,分)\)
■n乗・n乗根・ mn 乗の計算(m,nは整数)
■三角関数・逆三角関数の計算
■指数関数・対数関数の計算
■順列・組合せの計算
■上記内容を混合した問題

2.方程式と不等式\((\,20\,分)\)
■1次方程式・2次方程式・3次方程式の解を求める
■連立方程式の解を求める
■1次不等式・2次不等式の解を求める
■1元2次までの連立方程式の解を求める

3.応用計算\((\,30\,分)\)
■与えられた式を変形し計算を行い結果を求める
■与えられた条件を満足する式をたててから変形し結果を求める
■三角関数の基礎と三平方の定理に関する問題を解く
■上記内容を混合した問題を解く

※3種目ともそれぞれ70点以上で合格となります。
ただし、2級には種目合格制度があるので、次回受験の際に合格したその種目のみ受験免除されます。

 \(\color{red}{\fbox{1級}}\)
高校数学のすべてです。

1.方程式とその応用\((\,30\,分)\)
■設問に則り方程式を作りこれを解く
■各種の関数式を作り応用問題を解く
■2次曲線を理解しそのグラフを応用する問題を解く

2.ベクトルと面積・体積\((\,30\,分)\)
■ベクトルの基本的な考え方を理解し応用問題を解く
■図形の面積・立体の体積を求める式を作り応用問題を解く
■定積分の計算ができ応用問題を解く

3.統計処理\((\,30\,分)\)
■平均及び標準偏差の意味を理解し計算する
■度数分布表から各種の情報を引き出し応用問題を解く
■二項分布・正規分布などを理解し応用問題を解く

※3種目ともそれぞれ70点以上で合格となります。
ただし、1級には種目合格制度があるので、次回受験の際に合格したその種目のみ受験免除されます。

対策方法

問題集での独学
全国工業高等学校長協会から過去問題集が出版されています。

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\) \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) 

3・4級計算技術検定問題集 \(1,030\,円\)

 \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) 

2級計算技術検定問題集 \(1,030\,円\)

 \(\color{red}{\fbox{1級}}\)

1級計算技術検定問題集 \(1,030\,円\)

試験頻度および日時や時期

\(年\,2\,回\hspace{20pt}6\,月\,・\,11\,月\)

試験会場

受検を希望する学校

受験料

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\) \(600\,円\)

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) \(600\,円\)

 \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) \(700\,円\)

 \(\color{red}{\fbox{1級}}\) \(1,000\,円\)

過去数年の平均合格率および難易度

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\) 合格率:\(70\,%程度\)

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) 合格率:\(70\,%程度\)

 \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) 合格率:\(20\,%前後\)

 \(\color{red}{\fbox{1級}}\) 合格率:\(10\,%程度\)

難易度は3級までは学校の授業で対策できるので高くはありません。
2級以上はそれなりの対策が必要な難易度です。
特に1級の内容は普通の高校ではやらない数学分野が含まれますので、独学での対策が必要です。

主催・試験実施団体

名称:公益社団法人 全国工業高等学校長協会
住所:東京都千代田区飯田橋2-8-1

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