江戸文化歴史検定とは、江戸時代の優れた文化や先人たちの生活の知恵に学び、現代に見失われがちな日本の心を思い起こして未来に役立てるという趣旨で誕生した試験です。
ここでは気になる資格試験の合格率と難易度、試験日程や独学用の公式テキストや学習講座についてお伝えします。
神社仏閣めぐりやご朱印めぐりが好きな方、古典落語や川柳が好きな方など江戸時代の生活習慣や文化・伝統に興味のある方は一度チャレンジしてみて下さい。
難易度は上がりますが、1級は現地で旅行ガイドとして生計が立てられるレベルとなります。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
江戸文化歴史検定:(通称)江戸検(民間資格)
\(\large{\color{green}{\fbox{3級}}}\) \(\large{\color{magenta}{\fbox{2級}}}\) \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)
受験資格
\(\color{green}{\fbox{3級}}\) \(\color{magenta}{\fbox{2級}}\) 誰でも受験できます。
\(\color{red}{\fbox{1級}}\) 2級合格者のみ受検可能となります。
試験内容と受験対策方法
試験内容
江戸時代の歴史と文化を中心に、さまざまなジャンルより出題されます。
\(\color{green}{\fbox{3級}}\)
出題内容・範囲:公式テキスト初級編『大江戸見聞録』より約8割が出題されます。
問題形式:マークシート3者択一方式
問題数:\(全\,100\,問\)
合格基準:\(\,\color{red}{100\,点満点中\,70\,点以上}\)で合格となります。
試験時間:\(\,60\,分\)
※
\(\color{orange}{試験開始\,30\,分以降の入室(受検)はできません}\)。
\(\color{orange}{試験開始後の途中退室はできません}\)。
\(\color{magenta}{\fbox{2級}}\)
出題内容・範囲:公式テキスト初級編『大江戸見聞録』より約8割が出題されます。
問題形式:マークシート4者択一方式
問題数:\(全\,100\,問\)
合格基準:\(\,\color{red}{100\,点満点中\,70\,点以上}\)で合格となります。
※偏差値が一定数値以上の場合も合格となります。(55.0以上)
試験時間:\(\,90\,分\)
※
\(\color{orange}{試験開始\,30\,分以降の入室(受検)はできません}\)。
\(\color{orange}{試験開始後の途中退室はできません}\)。
\(\color{red}{\fbox{1級}}\)
出題内容・範囲:公式テキスト上級編『江戸博覧強記』より約5割 +「今年のお題」より約2割を出題されます。
問題形式:マークシート4者択一方式、一部記述式(語句・穴埋め式)
問題数:\(全\,100\,問\)
合格基準:\(\,\color{red}{100\,点満点中\,80\,点以上}\)で合格となります。
※偏差値が一定数値以上の場合も合格となります。(\(70.0\,以上\))
試験時間:\(\,90\,分\)
※
\(\color{orange}{試験開始\,30\,分以降の入室(受検)はできません}\)。
\(\color{orange}{試験開始後の途中退室はできません}\)。
≪偏差値による合格基準とは≫
受検者全体の成績を標準化し、各自の成績が全体のなかでどれくらいの位置にあるのかを算出した数値が「偏差値」です。
試験の回毎に全受検者の平均点は上下しますがその高低に関わらず、一定の基準(合格偏差値)を超える成績優秀者は、1級(または2級)相応の実力を有すると判断し合格と認定します。
これにより、絶対評価である「合格基準点」に達していない場合でも、受検者全体の成績如何によっては相対評価である「偏差値」により合格となる可能性が出てくることになります。
対策方法
テキスト・参考書での独学・専門講座
★公式テキスト
・江戸文化歴史検定公式テキスト[初級編] 大江戸見聞録(3級・2級受検者用)
・江戸文化歴史検定公式テキスト[中級編]江戸諸国萬(よろず)案内(2級受検者用)
・江戸文化歴史検定公式テキスト[上級編]江戸博覧強記 改訂新版(1級受検者用)
・江戸文化歴史検定「今年のお題」テキストブック(1級受検者用)
・その他の公式本が多数
全国の書店またはAmazonや楽天ブックスなどインターネットにて購入できます。
ただし、江戸文化歴史検定公式テキスト[上級編]江戸博覧強記 改訂新版(1級受検者用)および江戸文化歴史検定「今年のお題」テキストブック(1級受検者用)は、現在の書店店頭での取り扱いは、書泉グランデ・書泉ブックタワー・芳林堂書店(高田馬場店・関内店)の4店舗のみとなります。
詳しくは江戸文化歴史検定協会HPでご確認ください。
★専門講座
江戸専門講座は「江戸検受検のための学習に」「江戸の教養・知識を深めるために」「江戸の楽しさを知りたい方に」目的や興味にあわせた次のようなコースを用意し開講されます。
・1級向けテキスト解説講座・10日間コース
・2級向けテキスト解説講座・5日間コース
・フカボリ!江戸講座
・1級合格者による江戸講座
・【特別企画】スペシャルトーク講座
会場:神保町、日比谷
≪講座に関するお問い合せ先≫
小学館集英社プロダクション・江戸楽アカデミー係(\(10:00~17:00\,\)土日祝休)
試験頻度および日時や時期
【本試験】\(11\,月\)上旬
【夏試験】\(7\,月\)下旬(3級のみ)
※年度により日にちが変動しますので、一般社団法人 江戸文化歴史検定協会 事務局で必ず確認して下さい。
試験会場
【本試験】
東京・名古屋・大阪
上記会場は追加・変更になる場合があります。
【夏試験】
東京・大阪
上記会場は追加・変更になる場合があります。
※試験会場は受検票に記載されているので、必ず受検票を確認しましょう。
受験料
\(\color{green}{\fbox{3級}}\) \(4,500\,円\)(税込)
\(\color{magenta}{\fbox{2級}}\) \(5,400\,円\)(税込)
\(\color{orange}{\fbox{2・3級併願}}\) \(9,200\,円\)(税込)
\(\color{red}{\fbox{1級}}\) \(6,480\,円\)(税込)
過去数年の平均合格率および難易度
年度によって合格率にばらつきがありますが、最近の合格率は次のようになっています。
\(\color{green}{\fbox{3級}}\) \(60\,%\)前後
\(\color{magenta}{\fbox{2級}}\) \(30\,%\)前後
\(\color{red}{\fbox{1級}}\) \(10\,%\)前後
さすがに1級ともなると難易度は高いですし、2級でも難易度が低いとはいえません。
主催・試験実施団体
名称:一般社団法人 江戸文化歴史検定協会
住所: 東京都千代田区神田駿河台4-3 新お茶の水ビルディング 16階
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