水泳指導管理士になるには講習会と試験を受けて合格する必要があります。
ここでは講習会と試験の日程および難易度や合格率をお伝えします。
日本水泳連盟公認プールおよび標準プールには、管理者として公認水泳指導管理士をおかなければならないと規定されています。
また、プールのあるスポーツ施設など就職や、プールの監視員や水泳のインストラクターとして活動する方に有利となる資格と言えるでしょう。
プールが好きで、泳力や体力に自信がある人に向いています。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
公認水泳指導管理士:(通称)水泳指導管理士(民間資格)
水泳指導管理士は水泳の基本泳法および救助法、救急法の実技を通して安全指導と事故防止のための技術を体得し、水泳プール施設の維持・管理・運営に関する必要な知識を習得する養成講習会の後の試験に合格して資格の認定を受けます。
資格の有効期限は4年間となり、更新費用が発生します。
(申請時点から直近の9月30日または3月31日までの残期間に4年間を加えた期間となります。)
受験資格
・満20歳以上の健康な男女
・競泳4泳法及び横泳ぎができる者(特に平泳ぎができていること)
・同一泳法で200メートル以上泳げる者
・立泳ぎ(足のみ)が3分以上できる者
以上の受講資格を満たして水泳指導管理士養成講習会(5日間)を受講し修了した者、およびこれと同等の能力がある者とします。
講習会と試験内容と受験対策方法
試験内容
試験方法:水泳指導管理士養成講習会受講 + 理論試験 + 実技試験 (講習会最終日に実施)
養成講習会で学んだ内容が認定試験の出題範囲になります。
■出題範囲(理論)
・水泳の基本泳法
・スポーツ施設の事故防止と救急対応
・監視法と救助法
・プール施設の安全管理
・プール施設、設備の維持管理
・水泳事故と法的責任
・プール施設のマネジメント
・利用者サービスの向上と顧客満足度
■実技
・競泳4泳法(クロール・平泳ぎ・バタフライ・背泳ぎ)
・横泳ぎ
・立泳ぎ
・救助法
※例年資格認定試験は次のようになっています。
講習期間5日間の中で、
水泳指導管理士養成講習会 初日 基本泳法実技(\(13:00~\))
水泳指導管理士養成講習会 4日目 救助法実技(\(13:00~\))
水泳指導管理士養成講習会 5日目 理論(\(9:00~\))
の試験が行われます。
対策方法
水泳指導管理士養成講習会受講への参加
競泳4泳法と横泳ぎ、立泳ぎ、泳力\(\color{red}{同一泳法で200m以上}\)の技術は申し込みまでに身につけておきましょう。
試験頻度および日時や時期
水泳指導管理士養成講習会および試験日:5月上旬~下旬
申し込み期間:\(3月中旬 ~ 4月上旬\)
(この期間のうち5日間(月曜~金曜)が受講申し込み期間と同じになります)
定員:80名(定員を超えた場合は抽選となります。)
※年度により日時は変動しますので、公益財団法人日本体育施設協会 事業部で必ず確認して下さい。
試験会場
東京
東京辰巳国際水泳場
東京都江東区辰巳2-8-10
講義:東京辰巳国際水泳場の会議室
実技:東京辰巳国際水泳場のサブプール・メインプール
※
5日間の講習会期間中の宿泊施設は自分で手配しなければなりません。
・東京メトロ有楽町線「辰巳駅」(出口2)より徒歩約10分
・東京メトロ有楽町線、JR京葉線、りんかい線「新木場駅」より徒歩約12分
受験料
【受験料】\(15,000円\)(税込)ただし、協会会員は\(10,000円\)
【養成講習会の受講料】\(20,000円\)(税込)
【資格認定登録料】\(20,000円\)(税込)
過去数年の平均合格率および難易度
合格率:\(90\)%前後
泳力に自信のない人は元々受けないので、合格率は高く、難易度はそれほど高いものではありません。
主催・試験実施団体
名称:公益財団法人日本体育施設協会 事業部
住所:東京都豊島区巣鴨2-7-14 巣鴨スポーツセンター別館3階
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