飲食店を開業するには営業許可書ともに必ず必要なのが、食品衛生責任者の資格です。
「食品衛生管理者」とは違いますので間違えないで下さい。
食品管理責任者の合格率は100%といって良いですが、
講習を受けなければなりませんので講習料などかかる費用もお伝えしておきます。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
食品衛生責任者修了証:(業務上)食品衛生責任者(公的資格)
\(\large{\color{red}{\fbox{等級なし}}}\)
飲食店や食品を扱う営業所では、食品衛生責任者を各都道府県の保健所に届けなければなりません。
各都道府県の管理部や指定機関の講習を受ければ修了証が発行されるので、
講習を受けて届け出をすることで食品衛生責任者となります。
有効期限はありませんが、
平成9年4月より過去に各都道府県で取得した資格の場合、
受講時間 \(6\) 時間を満たしていない地域の資格においては有効にならない場合があります。
各都道府県に問い合わせをするようにと、各団体が説明しています。
受験(受講)資格
各都道府県により異なりますが、17歳以上の現役高校生を除く者であれば誰でも受講できます。
例えば東京の場合、東京都食品衛生協会が実施する講習を受講します。
受講資格は、
このように各都道府県、特定の市によって受講資格を教えてくれます。
札幌市、さいたま市、千葉市、横浜市、川崎市、静岡市、浜松市、名古屋市、
神戸市、姫路市、尼崎市、西宮市、広島市、福岡市、北九州市は各市食品衛生協会
各都道府県の管轄している食品衛生協会、または市ごとの管轄機関に確認した方が確実です。
最後の『主催・実施団体』の欄に主な各都道府県の管轄団体を示しておきますので参考にして下さい。
試験内容と受験対策方法
試験(講習会)内容
- 衛生法規 \(2\) 時間
- 公衆衛生学 \(1\) 時間
- 食品衛生学 \(3\) 時間
これらを1日で受講し、講習の最後にテストがあります。
対策方法
講習の際に教本を購入することになりますので事前対策は必要ありません。
(教本代は受講料に含まれる。)
ただし、
東京都の場合ですが、
とありますように、講習会は人数が限定されています。
急に資格をとりたいという場合でも、必ずとれるという訳ではありません。
必要となる可能性が出てきた時点で、余裕を持って、早めのお申し込みをしておくように心掛けておくことが対策でしょうか。
試験頻度および日時や時期
東京都の場合は月に \(10\) 回以上は講習会を開きます。
受けたい会場で講習を受けられるように事前に確認しておくと良いですね。
試験会場
各都道府県、市によって毎回変わると考えておいて良いです。
申し込みする講習会の会場を確認しお申し込みください。
受験料(受講料)
\(10,000\,円\)(教材『教本』費を含みます。)
過去数年の平均合格率および難易度
合格率ほぼ \(100\) %
受講できなかった場合、もしくは食品衛生責任者としての自覚を持てない場合、修了証は発行されないと考えられます。
お申し込みだけでは修了証は出ません。
主催・試験実施団体
主なところと、市の管轄をしている地区についてまとめておきます。
主要都道府県
東京都:一般社団法人 東京都食品衛生協会
大阪府:公益社団法人 大阪食品衛生協会
神奈川県:公益社団法人 神奈川県食品衛生協会
埼玉県:一般社団法人 埼玉県食品衛生協会
福岡県:公益社団法人 福岡県食品衛生協会
北海道: 公益社団法人 北海道食品衛生協会
各市衛生協会
札幌市:一般社団法人 札幌市食品衛生協会
さいたま市:一般社団法人 さいたま市食品衛生協会
千葉市:公益社団法人 千葉市食品衛生協会
横浜市:一般社団法人 横浜市食品衛生協会
川崎市:一般社団法人 川崎市食品衛生協会
静岡市:静岡市食品衛生協会
浜松市:一般社団法人 浜松市食品衛生協会
名古屋市:公益社団法人 名古屋市食品衛生協会
神戸市:神戸市食品衛生協会
姫路市:姫路市食品衛生協会
尼崎市:尼崎市食品衛生協会
西宮市:西宮市食品衛生協会
広島市:一般社団法人 広島市食品衛生協会
福岡市:公益社団法人 福岡市食品衛生協会
北九州市:一般社団法人 北九州市食品衛生協会
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