廃棄物処理施設技術管理者とは、一般廃棄物処理施設や産業廃棄物処理施設が適正に維持管理されるために、設置が義務付けられている技術担当者です。

ここでは、資格取得に重要な受講資格と講習内容や受講料、修了試験の難易度についてお伝えします。

資格または検定試験名

廃棄物処理施設技術管理者:(国家資格 必置

廃棄物処理施設技術管理者の資格取得には、講習の受講と講習後に行われる修了試験の合格が必要です。
講習は対象となる施設ごとに7コースに分かれ、実務経験が必要ない「基礎・管理課程講習」と、学歴や実務経験によって受講日数が短縮される「管理課程」があります。

資格認定の7コース(受講日数)

■ごみ処理施設(\(\,10\,\)日間)
■し尿・汚泥再生処理施設(\(\,10\,\)日間)
■産業廃棄物中間処理施設(\(\,10\,\)日間)
■最終処分場(\(\,10\,\)日間)
■産業廃棄物焼却施設(\(\,10\,\)日間)
■破砕・リサイクル施設(\(\,8\,\)日間)
■有機性廃棄物資源化施設(\(\,8\,\)日間)

受講資格

【基礎・管理課程講習】
受講開催月時点で\(\,20\,\)歳以上の人

【管理課程】
学歴等に応じて、受講コースごとの技術上の実務経験年数(\(\,0~10\,\)年)が必要です。

\(\,1.\,\) 技術士(化学部門、水道部門、衛生工学部門に係る\(\,2\,\)次試験の合格者)
\(\,2.\,\) その他の技術士(廃棄物処理実務経験\(\,1\,\)年以上)
\(\,3.\,\) 環境衛生指導員の職にあった人(環境衛生指導員として\(\,2\,\)年)
\(\,4.\,\) 4年制大学の理学、薬学、工学、農学の課程(相当する課程を含む)で「衛生工学または化学工学等の科目」を履修し、卒業した人(廃棄物処理実務経験年数\(\,2\,\)年以上)
\(\,5.\,\) 4年制大学の理学、薬学、工学、農学の課程(相当する課程を含む)を卒業した人で、上欄「4.」に示す科目を履修しなかった人(廃棄物処理実務経験\(\,3\,\)年以上)
\(\,6.\,\) 短期大学、高等専門学校の理学・薬学・工学・農学の課程(相当する課程を含む)で「衛生工学または化学工学等の科目」を履修し、卒業した人(廃棄物処理実務経験\(\,4\,\)年以上)
\(\,7.\,\) 短期大学、高等専門学校の理学・薬学・工学・農学の課程(相当する課程を含む)卒業した人で、上欄「6.」に示す科目を履修しなかった人(廃棄物処理実務経験\(\,5\,\)年以上)
\(\,8.\,\) 高等学校において土木科・化学科またはこれらに相当する学科を修めて卒業した人(廃棄物処理実務経験\(\,6\,\)年以上)
\(\,9.\,\) 高等学校を卒業した人(廃棄物処理実務経験\(\,7\,\)年以上)
※大学の文系卒業者はこの区分
\(\,10.\,\) 学歴不問(廃棄物処理実務経験\(\,10\,\)年以上) など

※管理課程の受講資格は多岐にわたっているので、日本環境衛生センターで必ず確認してください。

受講内容と修了試験対策

受講内容

【基礎・管理課程講習(8日間~10日間)】
■廃棄物概論
 廃棄物の性状、収集運搬、中間処理技術、最終処分技術、資源化再生処理技術
■構造と維持管理
 施設の構造、施設の維持管理
■安全対策と安全衛生管理
 廃棄物処理と労働災害、安全化技術、安全とリスク
■測定・分析の実際
 測定・分析の概要、サンプリング方法、測定・分析結果の見方

※講義内容はコースごとに異なります。

●能力認定試験(修了試験)
出題形式:多肢選択式
問題数:\(\,20\,\)問
合格基準:全講習科目を受講し、能力認定試験(修了試験)において満点の\(\,80\,\)%以上

【管理課程(4日間)】
■廃棄物処理法と関係法規
 廃棄物処理法、関係法規
■管理監督の理論と実際
 技術管理者の責務、組織と従事者、従事者の管理、管理体制
■廃棄物処理技術特論
廃棄物処理と循環型社会、施設に関する技術的動向
■施設の運営管理
 搬入管理、運営管理計画、運転管理、保全管理
■施設整備の計画と実際
 施設の整備計画、住民と施設整備
■処理機能の維持と評価
 維持管理における処理機能の評価、対策事例

※講義内容はコースごとに異なります。

●能力認定試験(修了試験)
出題形式:多肢選択式
問題数:\(\,20\,\)問
合格基準:全講習科目を受講し、能力認定試験(修了試験)において満点の\(\,80\,\)%以上

修了試験対策

廃棄物処理施設技術管理者の資格は講習の最後に能力認定試験(修了試験)において合格することで資格が取得できます。

能力認定試験(修了試験)では講習で習ったことが出題されますのできちんと真剣に講習を受けてさえいれば合格することができます。
講師からのポイントと言われる箇所は必ずラインなどでチェックしましょう。

講習頻度および日時や時期

年に複数回実施

※コースや開催する講習会場により異なりますので、日本環境衛生センターHPで確認するか、または下記記載の講習会場問い合わせ先に確認してください。

講習会場

北海道・宮城・東京・神奈・愛知・大阪
広島・福岡

※会場や詳しい日程は、日本環境衛生センターHPまたは下記の日本環境衛生センター(東日本支局・西日本支局)で確認してください。

■北海道・宮城・東京・神奈川・愛知・大阪
問い合わせ先:一般財団法人日本環境衛生センター 東日本支局 研修事業部 研修事業課
住所:神奈川県川崎市川崎区四谷上町10-6
TEL:044-288-4919

■広島・福岡
問い合わせ先:一般財団法人日本環境衛生センター 西日本支局 環境事業第二部 企画・研修課
住所:福岡県大野城市白木原3-5-11
TEL:092-593-8226

講習料

【基礎・管理過程(講習最終日が9月30日以前)】
・ごみ処理施設コース \(\,118,800\,\)円
・し尿・汚泥再生処理施設コース \(\,118,800\,\)円
・産業廃棄物中間処理施設コース \(\,118,800\,\)円
・産業廃棄物焼却施設コース \(\,118,800\,\)円
・最終処分場コース \(\,118,800\,\)円
・破砕・リサイクル施設コース \(\,101,520\,\)円
・有機性廃棄物資源化施設コース \(\,101,520\,\)円
【基礎・管理過程(講習最終日が10月1日以後)】
・ごみ処理施設コース \(\,121,000\,\)円 
・し尿・汚泥再生処理施設コース \(\,121,000\,\)円
・産業廃棄物中間処理施設コース \(\,121,000\,\)円 
・産業廃棄物焼却施設コース \(\,121,000\,\)円 
・最終処分場コース \(\,121,000\,\)円  
・破砕・リサイクル施設コース \(\,103,400\,\)円 
・有機性廃棄物資源化施設コース \(\,103,400\,\)円 

【管理課程講習(講習最終日が9月30日以前)】
\(\,64,800\,\)円
【管理課程講習(講習最終日が10月1日以後)】
\(\,66,000\,\)円

難易度

産業廃棄物処理技術管理者の資格を講習後の能力認定試験(修了試験)で取得する合格率は約\(\,80\,\)%です。
受講すればほとんどの人が合格できるので、難易度は非常に低いと言えます。

主催・試験実施団体

名称:一般財団法人 日本環境衛生センター
住所:神奈川県川崎市川崎区四谷上町10-6

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