ビジネス実務マナー検定は「職場常識の育成」を目指し、一定の審査基準によって1級・2級・3級に区分されます。
ここでは、ビジネス実務マナー検定の日程などの試験概要や審査内容および独学用の公式テキストや過去問と合格率についてお伝えします。

資格または検定試験名(正式名称と通称)

ビジネス実務マナー検定:(民間資格)

 \(\large{\color{magenta}{\fbox{3級}}}\)  \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\)  \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)

 

ビジネス実務マナー検定とは

教育を終了した人の社会性やマナー欠如が問題視されている現代に、ビジネス実務マナー検定は「職場常識の育成」を目指しています。

ビジネスマンとしての判断行動が適切にできるかどうか、また仕事への姿勢・態度・企業活動・人間関係・マナー・話し方などを理解しているか、また事務処理能力などが問われます。

この「ビジネス社会の基本ルール=職場常識」を身に付けているかどうかということを一定の審査基準によって判断する検定です。

受験資格

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  \(\color{orange}{\fbox{2級}}\)  \(\color{red}{\fbox{1級}}\)

誰でも受験できます。

審査内容

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  

ビジネス実務の遂行に必要な一般的な知識を持ち、簡単で分かりやすい業務を行うのに必要な技能を持っていること。

 \(\color{orange}{\fbox{2級}}\)  

ビジネス実務の遂行について理解を持ち、一般的な業務を行うのに必要な知識と技能を持っていること。

 \(\color{red}{\fbox{1級}}\)

ビジネス実務の遂行について深い理解を持ち、業務全般において高度な知識や技能を発揮できること。

試験内容と受験対策方法

試験内容

●筆記試験
\(\,1\,\)級・\(\,2\,\)級・\(\,3\,\)級の全てが「理論」「実技」に領域区分されています。
【理論】必要とされる資質・企業実務
【実技】対人関係・技能
合格基準:
\(\,1\,\)級・\(\,2\,\)級・\(\,3\,\)級とも同様です。
理論(\(\,60\,\)%以上)実技(\(\,60\,\)%以上)それぞれの得点が\(\,60\,\)%以上のとき合格になります。

●面接試験(\(\,1\,\)級の筆記試験合格者のみ)
面接試験が不合格になった場合、\(\,1\,\)年間(\(\,2\,\)回の試験)の筆記試験が免除されます。

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) 

●筆記試験
出題形式:選択問題(マークシート方式)と記述問題
試験時間:\(\,120\,\)分(\(\,10\,\)分間の受験上の注意を含む)

 ⇒ ビジネス実務マナー検定3級の試験概要と審査基準および過去問や合格率

 \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) 

●筆記試験
出題形式:選択問題(マークシート方式)と記述問題
試験時間:\(\,140\,\)分(\(\,10\,\)分間の受験上の注意を含む)

⇒ ビジネス実務マナー検定2級の試験概要と審査基準および過去問や合格率
 
 \(\color{red}{\fbox{1級}}\)

●筆記試験
出題形式:記述問題
試験時間:\(\,150\,\)分(\(\,10\,\)分間の受験上の注意を含む)

●面接試験(\(\,1\,\)級の筆記試験合格者のみ)
出題形式:\(\,2\,\)課題(\(\,2\,\)人\(\,1\,\)組)
・第\(\,1\,\)課題 指定した課題の内容に基づいて「話」をする。(\(\,2\,\)分間程度)
・第\(\,2\,\)課題 選択した課題の題名に基づいて「話」をする(\(\,1\,\)分間程度)

 ⇒ ビジネス実務マナー検定1級の試験概要と審査基準および過去問や合格率

対策方法

テキスト・参考書での独学

ビジネス実務マナー検定の試験対策としては、下記の公式テキストを熟読し、過去問題を解いていくこの繰り返しです。
徹底的に学習することで合格を手にしましょう。

また全級の過去に実際に出題された問題(一部)と解答解説を実務技能検定協会HPに掲載されてるので活用しましょう。

【公式テキスト】
■ビジネス実務マナー検定受験ガイド\(\,3\,\)級
■ビジネス実務マナー検定受験ガイド\(\,2\,\)級
■ビジネス実務マナー検定受験ガイド\(\,1\,\)級

【過去問題集】
■ビジネス実務マナー検定実問題集\(\,3\,\)級
■ビジネス実務マナー検定実問題集\(\,1・2\,\)級

※公式テキストと過去問題集は実務技能検定協会HPから購入できます。

試験頻度および日時や時期

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  \(\color{orange}{\fbox{2級}}\)  \(\color{red}{\fbox{1級(筆記)}}\)

年\(\,2\,\)回実施  \(\,6\,\)月・\(\,11\,\)月

 \(\color{red}{\fbox{1級(面接)}}\)

\(\,1\,\)級の筆記試験の合格者のみ
年\(\,2\,\)回実施  \(\,7\,\)月~\(\,9\,\)月・\(\,12\,\)月~\(\,2\,\)月

試験会場

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  \(\color{orange}{\fbox{2級}}\)  \(\color{red}{\fbox{1級}}\)

全国主要都市
札幌・仙台・東京・神奈川・松本・名古屋・大阪・広島・福岡 他

※※開催会場は開催日によって異なるので、実務技能検定協会HPで確認してください

受験料

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) \(\,2,800\,\)円 

 \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) \(\,4,100\,\)円 
 
 \(\color{red}{\fbox{1級}}\) \(\,6,500\,\)円

【併願受験】
 \(\color{black}{\fbox{2級・3級}}\) \(\,6,900\,\)円

 \(\color{blue}{\fbox{1級・2級}}\) \(\,10,600\,\)円

平均合格率および難易度

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) 

【\(\,2018\,\)年\(\,6\,\)月】
受験者数:\(\,2,981\,\)人
合格者数:\(\,1,799\,\)人
合格率:\(\,60.3\,\)%

 \(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,799}{2,981}\times 100≒60.34(%)\)

【\(\,2017\,\)年\(\,11\,\)月】
受験者数:\(\,2,921\,\)人
合格者数:\(\,1,903\,\)人
合格率:\(\,65.1\,\)%

 \(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,903}{2,921}\times 100≒65.14(%)\)
 
 \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) 

【\(\,2018\,\)年\(\,6\,\)月】
受験者数:\(\,1,324\,\)人
合格者数:\(\,796\,\)人
合格率:\(\,60.1\,\)%

 \(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{796}{1,324}\times 100≒60.12(%)\)

【\(\,2017\,\)年\(\,11\,\)月】
受験者数:\(\,1,635\,\)人
合格者数:\(\,993\,\)人
合格率:\(\,60.7\,\)%

 \(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{993}{1,635}\times 100≒60.73(%)\) 

 \(\color{red}{\fbox{1級}}\)

【\(\,2018\,\)年\(\,6\,\)月】
受験者数:\(\,65\,\)人
合格者数:\(\,27\,\)人
合格率:\(\,41.5%\,\)

 \(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{27}{65}\times 100≒41.53(%)\)

【\(\,2017\,\)年\(\,11\,\)月】
受験者数:\(\,104\,\)人
合格者数:\(\,41\,\)人
合格率:\(\,39.4\,\)%

 \(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{41}{104}\times 100≒39.42(%)\)

\(\,3\,\)級\(\,2\,\)級の平均合格率は\(\,60\,\)%を超えていることから難易度は普通と言えます。
\(\,1\,\)級の平均合格率は\(\,40\,\)%前後難易度はやや難しいと言えます。

主催・試験実施団体

名称:公益財団法人 実務技能検定協会
住所:東京都新宿区高田馬場1-4-15

 ⇒ ビジネス文書検定の日程と審査レベルや合格率および独学用の過去問とテキスト

ビジネス文書を使いこなして、さらなるスキルアップを目指しましょう。