プレゼンテーション検定(プレ検)とは、自らの伝える力を証明する資格です。
等級は準3級・3級・準2級・2級・準1級・1級です。
ここでは、プレゼンテーション検定(プレ検)2級の試験概要と公式テキストや合格の秘訣および合格率についてお伝えします。
伝える力を学ぶことは就職や転職、また社内での評価が上がり昇進昇格に有利となるでしょう。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
プレゼンテーション検定:(通称)プレ検®(民間資格)
各等級で求められる知識や能力
●準3級
・プレゼンテーションを行うための基本的な知識を有している。
●3級
・一般的な内容のプレゼンテーションを行うための準備の仕方やシナリオの組み立て方、伝達のノウハウを習得している。
⇒ プレゼンテーション検定(プレ検)準3級,3級の概要と過去問および合格率
●準2級
・説得力のあるプレゼンテーションを行うための必要十分な知識を有している。
⇒ プレゼンテーション検定(プレ検)準2級の概要と過去問および合格率
●2級
・プレゼンテーションの目標を達成するための戦略を立てることができる。
・論理的なシナリオを構築できる。
・説得力のある伝え方ができる。
●準1級
・プレゼンテーションについて広範囲な知識を有し、その深い理解とともに応用力のある伝達技術を有している。
⇒ プレゼンテーション検定(プレ検)準1級の概要と過去問および合格率と難易度
●1級
・プロフェッショナル・プレゼンターとして、目標達成の精緻な戦略を立案できる。
・難度の高いコンテンツのシナリオ化とビジュアル化ができる。
・相手の状況に合わせて表現力豊かに伝達できる技能を有している。
⇒ プレゼンテーション検定(プレ検)1級の試験概要とテキストおよび合格の秘訣
2級の受験資格
準2級の合格者のみ
※他級と同時に申し込み、受検することはできません。
2級の試験内容と受験対策方法
試験内容
2級の試験は、「プレ検公式テキスト」の次の内容に準ずるものとし、書類選考(論文提出+実技動画提出)になります。
■聴き手分析
■目的と目標分析
■場所と環境分析
■シナリオの構築
■3部構成のシナリオ・ツリー
■デリバリー技術
■ビジュアル・プレゼンテーション
■双方向のプレゼンテーション 他
試験問題:プレゼンテーションの知識、理解力、技術力が問われます。
出題範囲:
・プレ検公式テキスト全般
・一般常識
・時事問題
試験形式:
・論文(論文をファイルにて提出)
ファイル提出には、Dropboxアプリを使用。
※スマートフォンからファイル提出を行う人は、予めDropboxアプリをインストールしてください。
・実技(プレゼンテーションの実技を動画に録画し提出)
問題数:
・論文(テーマが事前に出題される)
・実技(テーマを事前に出題される)
時間:
・論文(時間・枚数に制限なし)
・実技(\(\,5\,\)分以内)
合格点:\(\,80\,\)点以上
対策方法
各等級ともプレ検公式テキストを「熟読」しましょう。
公式テキストは分厚く範囲も広いので、まずは章ごとに区切って読み進めて行くのがポイントです。
\(\,1\,\)日\(\,1~2\,\)章などのように計画を立てていくと取り組みやすいでしょう。
公式テキストで得た内容を体現する「実技」と「論文」を通して実践力を確かめましょう。
【公式テキスト】
■新版パーフェクト・プレゼンテーション 著者:八幡紕芦史(当協会:代表理事)
“論文”とは何か、作文、レポート、エッセイとの違いは何か、を明確にしておきましょう。
過去の受検者の不合格理由を反面教師に対策をすることが合格の秘訣です。
【不合格理由1】テーマと内容のずれ
【不合格理由2】コピペ
【不合格理由3】ベタ打ち
(1)テーマと内容のずれ
テーマは公式テキストの理論から出題されます。
例えば、「話し手と聴き手が双方でプレゼンテーションをおこなう効用」というテーマは、公式テキスト第9章「双方向のプレゼンテーション」の理論から出題されています。
この場合、当然、”効用”について述べる必要がありますが、双方向プレゼンの進め方について書き出すなど、途中で内容がずれていってしまうケースが見られます。
テーマをしっかりと理解し、結論を明確にすることが大切です。
(2)コピペ
論文は、公式テキストの理論に基づいて、書き手独自の考え方や経験を基に論理的に記述することが求められます。
しかし、公式テキストを丸写しが見受けられます。
また、引用/転載/出典の注記がないことも多々見受けられます
これは大幅な減点対象です。
独自性、多面的考察、具体例を必ず記述しましょう。
(3)ベタ打ち
論文は、”書いて伝える”プレゼンテーション力を求められます。
よって、体裁はデリバリーです。
「読みたくなる!」ことが重要です。
全体構成、文字の大きさ、改行、段落、スペース、見出し、など、読んでもらう工夫をしましょう。
※引用:プレ検R公式ブログより
“実技”で求められるのは、理論に基づいて体現することです。
過去の受検者の不合格理由を反面教師に対策をすることが合格の秘訣です。
【不合格理由1】時間オーバー
【不合格理由2】アウトラインの抜け漏れ
【不合格理由3】ロジックくずれ
(1)時間オーバー
指定時間は5分でシンプルに的確に収めるかが求められます。
5分を過ぎてしまうと大幅な減点対象です。
目安は、4分経過時に大項目3から要約に入っていることです。
本番では、緊張して言葉が出にくかったり話しすぎてしまったりするものです。
リハーサルを繰り返しましょう。
(2)アウトラインの抜け漏れ
イントロダクション、ボディ、コンクルージョンに沿っているかが求められます。
このアウトラインには項目全てに必然性があります。
注意 → 興味 → 理解 → 合意 → 行動 へ導けるアウトラインに沿ってデリバリーをしましょう。
(3)ロジックくずれ
聴き手のメリットがある論理的な三部構成が求められます。
背景と結論、結論と理由、理由3つ、それぞれの関係で、聴き手にとって「筋が通っている」「整合性がある」三部構成をしましょう。
※引用:プレ検R公式ブログより
2級の試験頻度および日時や時期
毎月\(\,1\,\)回(\(\,8\,\)日間にわたって)ネット受検を実施
■申込期間(毎月 受検期間開始日の\(\,2\,\)日前まで)
※受検期間開始日はプレゼンテーション検定協会HPで確認してください。
2級の試験会場
論文と実技動画をパソコンなどから提出
※セキュリティの関係上、自身のパソコンなどから提出しましょう。
●プレ検ネット受検の推奨環境
プレ検受検サイトでは以下のWebブラウザのご使用を推薦します。
<Windows>
OS:Windows7以上
ブラウザ:Internet Explorer10以上、Google Chrome最新版、Firefox最新版
<Macintosh>
OS:10.8以上
ブラウザ:Safari最新版、Google Chrome最新版、Firefox最新版
<スマートフォン・タブレット>
iOS 5.0以上、Andoroid 4.0以上
Androidスマートフォン・タブレットを利用の方は、Googleクロームのブラウザ使用。
※引用:プレゼンテーション検定協会HPより
2級の受験料
\(\,10,800\,\)円
2級の過去の合格率(合格80点以上)
●2019年6月
合格率:\(\,16.7\,\)% 平均点:\(\,76.0\,\)点
●2019年4月
合格率:\(\,25.0\,\)% 平均点:\(\,75.5\,\)点
●2019年3月
合格率:\(\,66.7\,\)% 平均点:\(\,77.0\,\)点
●2019年2月
合格率:\(\,41.2\,\)% 平均点:\(\,74.6\,\)点
●2018年12月
合格率:\(\,38.9\,\)% 平均点:\(\,76.6\,\)点
●2018年10月
合格率:\(\,37.5\,\)% 平均点:\(\,72.0\,\)点
●2018年9月
合格率:\(\,30.8\,\)% 平均点:\(\,71.6\,\)点
●2018年6月
合格率:\(\,25.0\,\)% 平均点:\(\,71.8\,\)点
●2018年5月
合格率:\(\,0\,\)% 平均点:\(\,64.0\,\)点
●2018年4月
合格率:\(\,33.3\,\)% 平均点:\(\,76.0\,\)点
●2018年3月
合格率:\(\,0\,\)% 平均点:\(\,74.0\,\)点
●2018年2月
合格率:\(\,50.0\,\)% 平均点:\(\,76.8\,\)点
●2018年1月
合格率:\(\,50.0\,\)% 平均点:\(\,78.0\,\)点
主催・試験実施団体
名称:一般社団法人 プレゼンテーション検定協会
住所:東京都港区港南2丁目16番8号
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