手話技能検定は、手話を習っている人達やボランティア活動、公共機関、企業の窓口など手話を使ってお仕事されている人達が手話の技能が自身にどのくらい身についているか、手話能力がどれくらい高まったのかを全国に共通する基準によって客観的に知ることができる試験です。

これから手話を勉強しようという方は、ステップアップしていく目標として活用できます。
「手話ができる」、という目標レベルは4級以上となるので実用レベルに到達出来れば活躍の場は多いです。

気になる試験の日程や試験内容、合格率や独学用の公式テキストなどについてお伝えします。

資格または検定試験名(正式名称と通称)

手話技能検定:(民間資格

7級
6級
5級
4級
3級
準2級
2級
準1級
1級

≪受験形態≫
受験日や受験人数などによって、様々な形態で試験を実施しています。

■在宅試験
7級試験(1名)
対象級:7級
7級試験は自宅での受験のみです。

■通常試験
・個人(1名)
対象級:1級~6級
指定された会場に行き受験します。

・グループ申込(5名~)
対象級:1級~6級
指定された会場に行き受験します。
受験票や結果通知を一括で発送するので、手話サークルや学校、企業などに便利です。
また、学校(小・中・高・高専)は受験料が割引になります。

・特別会場(20名~)
対象級:準1級・準2~6級
指定会場ではなく任意の会場で受験することができます。
学校や企業などでご自分の学校を会場にして受験したい場合などに便利です。

※「特別会場認定団体」として認められたグループであることが申込の条件です。

■任意日程試験
集団受験(5名~)
対象級:4級~7級
学校や企業などで受験を検討しているが年2回の日程と合わない、自分の学校や会社で受験したい場合に便利です。
また人数や試験実施日によって受験料の割引があります。

受験資格

7級】 誰でも受験できます。
6級】 誰でも受験できます。
5級】 誰でも受験できます。
4級】 誰でも受験できます。
3級】 誰でも受験できます。
準2級】誰でも受験できます。
2級】 準2級合格者となります。
準1級】2級合格者となります。
1級】 準1級合格者となります。


自分のレベルに合わせて好きな級(7級~準2級まで)から受験できます。
試験は音声を一切使用していないので、聴覚障害のある方でも受験できます。
年齢制限はありませんが、4級以上の問題を理解するためには、学校4年生程度の日本語の能力が必要です。

試験内容と受験対策方法

試験内容

7級
手話学習期間:1ヶ月(8時間)程度
受験レベル:単語数 動きのない指文字(五十音)
試験時間:30分
試験形式:筆記試験(記述式)
・動きのない指文字の読み取り
・基本指文字50音
試験方法:試験の申し込みをし試験問題と解答用紙が届いたら、2週間以内に問題用紙に書かれた指文字のイラストを読んで解答用紙に答えを記入し返送します。

6級
手話学習期間:3ヶ月(24時間)程度
受験レベル:簡単なあいさつ、濁音や半濁音を含む指文字、千の位までの数字、家族や曜日、色などの日常よく使われる単語100語程度を表現したり読み取ることができる。
・単語数 100程度・動きのある指文字
試験時間:50分
試験形式:筆記試験(4択 マークシート)
試験方法:映像の読み取り試験です。
手話がビデオの映像で続けて2回流れるので、その手話を読み取り問題用紙から解答を選びます。
※問題用紙に〇をつけておき、転記時間に解答をマークシートに転記します。

5級
手話学習期間:6ヶ月(40時間)程度
受験レベル:あいさつ、自己紹介、趣味について相手に尋ねたり答えたりするなど、日常生活に必要な単語200語を表現したり読み取ったりすることができる。
・単語数 200程度
・例文数 30程度
試験時間:70分
試験形式:筆記試験(4択 マークシート)
試験方法:映像の読み取り試験です。
手話がビデオの映像で続けて2回流れるので、その手話を読み取り問題用紙から解答を選びます。
※問題用紙に〇をつけておき、転記時間に解答をマークシートに転記します。

4級
手話学習期間:1年(80時間)程度
受験レベル:お店や窓口などで簡単な接客の会話や日付、時刻、金額などの数字の入った表現ができ、感情・動物・スポーツ・地名などの幅広いカテゴリーからの単語500語を表現したり読み取ったりすることができる。
・単語数 500程度
・例文数 100程度
試験時間:70分
試験形式:筆記試験(4択 マークシート)
試験方法:映像の読み取り試験です。
手話がビデオの映像で続けて2回流れるので、その手話を読み取り問題用紙から解答を選びます。
※問題用紙に〇をつけておき、転記時間に解答をマークシートに転記します。

3級
手話学習期間:2年(160時間)程度
受験レベル:接客に必要な細かい会話や手話での道案内、会社や学校、手話サークルなどでの会話ができ、疑問詞・形容詞・副詞などや食べ物・動物・植物・レジャー医療・福祉などの分野からの単語1000語を表現したり読み取ったりすることができる。
・単語数 1000程度
・例文数 300程度
試験時間:80分
試験形式:筆記試験(4択 マークシート)80分
試験方法:映像の読み取り試験です。
手話がビデオの映像で続けて2回流れるので、その手話を読み取り問題用紙から解答を選びます。
※問題用紙に〇をつけておき、転記時間に解答をマークシートに転記します。

準2級
手話学習期間:3年(240時間)程度
受験レベル:ろう者的手話(日本手話)または 難聴者的手話(日本語対応手話)のどちらかを使用して聴覚に障害のある人と自由に会話ができ、専門分野を含む単語2000語を読み取ったり表現したりすることができる。
・単語数 2000程度
・例文数 制限なし
試験時間:100分
試験形式:筆記試験(4択 マークシート + 記述式)
試験方法:映像の読み取り試験です。
・手話がビデオの映像で続けて2回流れるので、その手話を読み取り問題用紙から解答を選びます。
※問題用紙に〇をつけておき、転記時間に解答をマークシートに転記します。
・手話がビデオの映像で続けて2回流れるので、手話の文章を読み取り、解答用紙に文章にして記入します。
※メモに単語や数字などを箇条書きに書いておき、転記時間にメモした内容を文章にし解答用紙に清書します。

2級
手話学習期間:3年(240時間)程度
受験レベル:ろう者的手話(日本手話)または 難聴者的手話(日本語対応手話)の どちらかを使用して聴覚に障害のある人と自由に会話ができ、専門分野を含む単語2000語を読み取ったり表現したりすることができる。
・単語数 2000程度
・例文数 制限なし
試験時間:約10分
試験形式:実技試験(課題文表現・質疑応答)
試験方法:面接で文章の表現と質疑応答を行います。
・1つの課題文を日本手話あるいは日本語対応手話で表現します。
面接室に入る前に「課題文」が提示され、3分間の練習時間をもらい表現方法を練習します。
面接員と1対1で自己紹介(受験番号と氏名)した後、課題文を2分以内で表現します。
・面接員が手話で質問を3つするので手話で返答します。
表現の際に声を出してはいけません。
もしも質問が読み取れなかった場合は、2回までは質問表現を繰り返してもらうことができます。

準1級
手話学習期間:3年(240時間)以上
受験レベル:相手に合わせ、ろう者的手話(日本手話)難聴者的手話(日本語対応手話)のどちらとも自由に表現したり読み取ったりすることができ、ろう者の間で古くから使われている表現、社会の変化に伴い創作されている新しい表現についても理解できる。
・単語数 制限なし
・例文数 制限なし
試験時間:90分
試験形式:筆記試験(記述式)
試験方法:映像の読み取り試験です。
・手話がビデオの映像で続けて2回あるいは3回流れるので、手話の文章を読み取り解答用紙に文章にして記入します。
※メモに単語や数字などを箇条書きに書いておき、転記時間にメモした内容を文章にし解答用紙に清書します。

1級
手話学習期間:3年(240時間)以上
受験レベル:相手に合わせ、ろう者的手話(日本手話)難聴者的手話(日本語対応手話)のどちらとも自由に表現したり読み取ったりすることができ、ろう者の間で古くから使われている表現、社会の変化に伴い創作されている新しい表現についても理解できる。
・単語数 制限なし
・例文数 制限なし
試験時間:ディスカッション 35分程度/課題文表現 6分(本番)
試験形式:実技試験(ディスカッション・課題文表現)
試験方法:手話でテーマにあわせてディスカッション(討論)を行い、面接で文章の表現を行います。
・面接員がテーマを提示すので、その内容について、4~8人のグループでディスカッションします。
手話の技能を見るためのものなのでたくさん発言しましょう。
発言が少ないと、面接員から質問される場合があります。
・面接室に入る前に「課題文」が2つ提示され、6分間の練習時間をもらい表現方法を練習します。
面接員と1対1で自己紹介(受験番号と氏名)した後、2つの課題文のうち1つを日本手話、もう1つを日本語対応手話で、それぞれ指定された手話表現で表現します。

対策方法

テキスト・参考書での独学

手話技能検定協会のONLINE Shopにて、筆記試験のための「公式過去問題集」や実技試験のための「公式過去問題集 DVD付き」「長文問題集・指文字対策のDVD」が購入できます。
出題形式や手話のスピードをはかるのに最適なテキストです。

試験頻度および日時や時期

7級
随時

6級】【5級】【4級】【3級】【準2級】【準1級
3月・9月

2級
11月

1級
7月

試験会場

7級
在宅

6級】【5級】【4級】【3級】【準2級】【準1級
全国8カ所(札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・福岡)

2級
東京・大阪

1級
東京

※試験会場は毎回同じ会場とは限らないので、手話技能検定協会で必ず確認して下さい。

受験料

7級】 1,750円
6級】 3,600円
5級】 4,650円
4級】 5,150円
3級】 5,650円
準2級】6,150円
2級】 8,250円
準1級】9,000円
1級】 11,000円

過去数年の平均合格率および難易度

6級
合格率:100%弱
5級
合格率:100%弱
4級
合格率:80%前後
3級
合格率:80%前後
準2級
合格率:40%前後
2級
合格率:50%前後
準1級
合格率:0.0%

主催・試験実施団体

名称:NPO法人 手話技能検定協会
住所:東京都中央区日本橋小舟町6番地13号 日本橋小舟町ビル5F