食品表示検定には初級、中級、上級の3階級があります。
各級の受験資格や試験内容と出題範囲、合格率および日程など試験概要をお伝えします。
一般に表示されている食品表示はあいまいでわかりにくい面があるので、初級から学ぶと一消費者としても役に立つ内容となっています。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
食品表示検定試験:(通称)食品表示検定(民間)
試験は民間のものになりますが、 (一社)日本農林規格協会(JAS協会)に後援されています。
\(\large{\color{green}{\fbox{初級}}}\) \(\large{\color{orange}{\fbox{中級}}}\) \(\large{\color{red}{\fbox{上級}}}\)
受験資格
\(\color{green}{\fbox{初級}}\) \(\color{orange}{\fbox{中級}}\)
受験資格は不要となっています。
\(\color{red}{\fbox{上級}}\)
食品表示検定中級を合格していることが必要です。
(申込の際に「中級合格番号」で受験資格のチェックを行います。)
試験内容と受験対策方法
試験内容
\(\color{green}{\fbox{初級}}\)
食品表示検定 認定テキスト・初級からの基礎知識と、それを理解した上での応用力を問われます。
第1章 食品表示は消費者と事業者をつなぐ架け橋
第2章 生鮮食品の表示
第3章 加工食品の表示
第4章 いろいろな食品表示の例
第5章 その他の食品表示やマーク
第6章 私たちの食生活について考える
【資料編】
従来から原料原産地表示の対象になっていた加工食品と新規で追加になった品目
※認定テキストは2年に1度改訂を予定しているので最新のテキストからの出題になります。
試験時間:\(90分間\)
出題形式:マークシート方式による選択問題(\(全75問\))
合格基準:\(70点以上が合格\)(\(100点満点\))
\(\color{orange}{\fbox{中級}}\)
食品表示検定 認定テキスト・中級からの基礎知識と、それを理解した上での応用力を問われます。
第1章 食品の安全と食品表示
第2章 生鮮食品の表示
第3章 加工食品の表示
第4章 事例でわかる食品表示
第5章 表示の個別解説
第6章 栄養成分表示の解説
【資料編】
1.食品表示マーク
2.計量法
3.牛トレーサビリティ法
4.単位価格(ユニット・プライシング)
5.原料原産地表示の対象となる26の加工食品の例
6.生鮮食品に分類される食品
7.加工食品に分類される食品
※認定テキストは2年に1度改訂を予定しているので最新のテキストからの出題になります。
試験時間:\(90分間\)
出題形式:マークシート方式による選択問題(\(全100問\))
合格基準:\(70点以上\)が合格(\(100点満点\))
\(\color{red}{\fbox{上級}}\)
食品表示全般に対する試験であり、法令、ガイドライン、Q&A等から出題されます。
※実際に食品表示をチェックできるか、作成することができるかを問われます。
※公正競争規約、条例につき、中級等のテキストでも紹介していない内容について出題する場合は、試験時に関連文書が資料として配布されます。
試験時間:\(150分間\)
前半 1.基礎知識分野(\(45分\))・後半 2.専門知識分野(\(105分\))
(別に休憩\(15分\)、試験ガイダンス・配布・回収等約\(30~40分\))
※各々開始時にガイダンスを行い、試験はガイダンス終了後からとなるので、終了時間は試験会場によって若干異なります。
出題形式:食品表示に関する法令等の知識に基づき、表示をチェック・作成する能力を問われ、与えられた条件に基づいた解答をします。
1.基礎知識分野(\(35点\))\(35問\) マークシート式
2.専門知識分野
(1)専門知識を有する(\(15点\)) 1問 記述式
与えられた題意について指定された用語(3つ)を使い、指定された字数(\(800\,字\)以内)で記述します。
<注意事項>
・字数制限を守ること。(字数が指定数を越える場合は0点、少ない場合は字数に応じ減点対象になる)
・用語の説明にとどまるだけでは不十分であり、指定された用語を適切に用い、正確かつ明確に内容が伴った記述をすること。
・適宜改行するなど、文章としての体裁も採点の対象となる。
(2)表示をチェックできる(\(20点\)) 2問 記述式
前提条件、配合情報などをもとに、提示された表示の間違っている箇所の指摘及び正しい表示を記述します。
<注意事項>
・指定された数の間違い(2問の合計数)を記述する。
指定数以上の間違いを書いても採点されない。
・間違い箇所の記述は多すぎず、少なすぎず、正確に書く。
(3)表示を作成できる(\(30点\)) 2問 記述式
前提条件、配合情報などをもとに、表示を作成します。
<注意事項>
・取り消し線や吹き出し等の校正記号で修正せず、指定された場所に完成形の表示を作成する。
合格基準:\(80点以上\)が合格です。(100点満点)
対策方法
テキスト・参考書での独学
専門学校・専門講座
\(\color{green}{\fbox{初級}}\)
<公認テキスト>
書名:食品表示検定認定テキスト・初級
出版社:ダイヤモンド社
価格:\(1,400円\)(税別)
※大手書店での店頭購入や、amazon等のネット書店、ダイヤモンド社書籍購入ホームページで購入できます。
<冊子>
「食べ物探検隊になろう」
原料原産地表示制度に対応
ホームページよりダウンロード
<検定対策セミナー>
初級対策セミナー:認定テキストの重要ポイント解説を行います。
※必ず事前に最新の「食品表示検定 認定テキスト・初級」をご購入しセミナー前に一読しておくこと。
前回の検定試験問題を配布します。
(一社)食品表示検定協会 認定講師が担当
受講料:\(5,100円\)(税込)
\(\color{orange}{\fbox{中級}}\)
<公認テキスト>
書名:食品表示検定認定テキスト・中級
出版社:ダイヤモンド社
価格:\(2,500円\)(税別)
※大手書店での店頭購入や、amazon等のネット書店、ダイヤモンド社書籍購入ホームページで購入できます。
<冊子>
「食べ物探検隊になろう」
原料原産地表示制度に対応
ホームページよりダウンロード
<検定対策セミナー>
中級対策セミナー:実力診断テストを交えながら、認定テキストの重要ポイント解説を行います。
※必ず事前に最新の「食品表示検定 認定テキスト・中級」をごご購入しセミナー前に一読しておくこと。
前回の検定試験問題を配布します。
(一社)食品表示検定協会 認定講師が担当
受講料:\(10,300円\)(税込)
\(\color{red}{\fbox{上級}}\)
法令、ガイドライン、Q&A等を独学
HPで出題形式の詳細と問題例を公開しています。
試験頻度および日時や時期
\(\color{green}{\fbox{初級}}\) \(\color{orange}{\fbox{中級}}\) :年2回実施
\(\color{red}{\fbox{上級}}\) :年1回実施
試験会場
\(\color{green}{\fbox{初級}}\)
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、神戸、広島、松山、福岡、旭川、函館、釧路、北見、帯広、苫小牧の15カ所で実施
\(\color{orange}{\fbox{中級}}\)
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、神戸、広島、松山、福岡、旭川、函館、釧路、北見、帯広、苫小牧の15カ所で実施
\(\color{red}{\fbox{上級}}\)
札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7カ所で実施
受験料
\(\color{green}{\fbox{初級}}\) \(4,900円\)(税込)
※団体で各級単位で20名様以上のお申込の場合、団体割引5%が適用されます。
\(\color{orange}{\fbox{中級}}\) \(8,200円\)(税込)
※団体で各級単位で20名様以上のお申込の場合、団体割引5%が適用されます。
\(\color{red}{\fbox{上級}}\) \(20,600円\)(税込)
過去数年の平均合格率および難易度
\(\color{green}{\fbox{初級}}\) 合格率:\(60%前後\)
\(\color{orange}{\fbox{中級}}\) 合格率:\(65%前後\)
\(\color{red}{\fbox{上級}}\) 合格率:\(20%前後\)
主催・試験実施団体
名称:一般社団法人食品表示検定協会
住所:東京都千代田区一番町23番地3 千代田一番町ビル1階
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