サービス介助士とは、高齢者や身体に障害がある人が積極的に街の中に出かける、円滑な日常生活をおくるための自立をを支えサポートを行う資格です。
ここでは検定試験の日程などの概要や講習内容、気になる合格率や難易度をお伝えします。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
サービス介助士:(通称)ケアフィッター(民間資格)
※資格の有効期限は\(\,3\,\)年間です。
期限までに更新手続き(更新料あり)を済ませる必要があります。
サービス介助士とは
サービス介助士は、主にデパートや駅・空港・ホテルなどのサービス業に属する場所で働き、お客さまとして困っている人を助けることが業務の中心です。
高齢者や身体に障害がある人が安心して社会参加できる環境を整えるために、「おもてなしの心」と「安全な介助技術」を学ぶ資格ですので、入浴・排泄・食事など介護を担うホームヘルパーの資格とは内容が異なります。
資格取得には、自宅での通信教育課程(事前学習)で基礎を学び、2日間の実技教習課程後の検定試験を経て合格した人に「サービス介助士」の認定証が授与されます。
受講対象者
社会人・大学生・専門学校生 など
受講期間
申し込み(随時)から\(\,12\,\)カ月
講習内容
●通信教育課程
自宅で事前学習で基礎を学び、課題提出します。
【事前学習内容】
・サービス介助士の基本理念
・ホスピタリティ・マインド
・ノーマライゼーション
・高齢社会の理解
・高齢者への理解と介助
・障がい者への理解と介助
・障がい者の自立支援
・サービス介助士の接遇
・関連法規および制度
【提出課題】
問題数:\(\,100\,\)問(\(\,1\,\)問\(\,1\,\)点の\(\,100\,\)点満点)
合格基準:\(\,60\,\)点以上
試験方式:\(\,3\,\)択問題(マークシート方式)
※提出課題が不合格だった場合は、再提出(無料)となります。
●実技教習課程
連続した\(\,2\,\)日間で開催されます。
【実技内容】
・オリエンテーション
・ディスカッション(高齢者ってどんな人?)
・高齢者疑似体験
・ディスカッション(体験の感想など)
・ジェロントロジー(創齢学)とは
・ホスピタリティー・マインド・接遇訓練
・車いす操作方法・演習・移乗訓練
・聴覚障がいの方への介助
・歩行が不自由な方への介助
・視覚障がいの方への介助・演習
・盲導犬・聴導犬・介助犬
・ユニバーサルデザイン,共用品
・車いす操作と手引きの実技チェック
・総合ロールプレイ
・まとめ
●検定試験
検定筆記試験は実技教習課程後(\(\,2\,\)日目)に実施されます。
問題数:\(\,50\,\)問(\(\,1\,\)問\(\,2\,\)点の\(\,100\,\)点満点)
合格基準:\(\,70\,\)点以上
試験時間:\(\,50\,\)分
試験方式:\(\,3\,\)択問題(マークシート方式)
※検定試験が不合格だった場合は、再試験(有料)を受験できます。
講習頻度および開講会場
全国各地
■毎月\(\,10\,\)回以上(東京)
■毎月\(\,4\,\)回程度(大阪・名古屋)
■その他(帯広・網走・札幌・秋田・盛岡・仙台・新潟・熊谷・大宮・成田・川崎・横浜・静岡・長野・金沢・岡山・広島・高松・福岡・那覇 他)
※開講地によって毎月の開講頻度が異なりますので、詳しい日程や会場はサービス介助士HPで確認してください。
受講料・再試験料・更新料
【受講料】\(\,41,040\,\)円
【再試験料】\(\,3,240\,\)円
受講後の検定試験に不合格の場合は、再試験制度があります。
【更新料】\(\,2,160\,\)円
※消費税の変更に伴い受講料や試験料は変更になります。
過去数年の平均合格率および難易度
日本ケアフィット共育機構より、合格率は\(\,80\,\)%以上と公表されています。
比較的取得しやすい資格と言えます。
主催・試験実施団体
名称:公益財団法人 日本ケアフィット共育機構
住所:東京都千代田区神田三崎町2-2-6
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