金融リスクマネジメント2級は銀行業務検定試験36種中のひとつです。
ここでは検定の問題内容や試験の日程や出題形式および合格率と難易度をお伝えします。
金融リスクマネジメント2級の検定では、営業店の初級管理職や中堅管理職を対象に、営業店をめぐる各種のリスクについて基礎的な知識と実践的な応用力について、その習得度合いを測定することが目的になります。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
銀行業務検定試験 金融リスクマネジメント2級 :(通称)金融リスクマネジメント2級(民間資格)
受験資格
誰でも受験できます。
試験内容と受験対策方法
試験内容
出題形式と問題数:四答択一式 \(35\) 問(各 \(2\) 点)・記述式 \(3\) 題(各 \(10\) 点)
試験科目:
\(1.\) リスクマネジメントの基本 \(10\) 問
\(2.\) 金融商品に関するリスク \(10\) 問
\(3.\) 営業店におけるリスク \(15\) 問
※記述式は \(1\) ~ \(3\) より \(3\) 題出題となります。
合格基準:\(60\) %以上(\(100\) 点満点)
※試験委員会にて最終決定されます。
試験時間:\(180\) 分
※試験開始後 \(60\) 分間と終了前 \(10\) 分間は退席禁止となっています。
持ち物:受験票・HBの鉛筆・消しゴム・電卓(金融計算電卓・関数・メモ機能付きはNGです。)
対策方法
テキスト・参考書での独学
銀行業務検定協会より、試験に関連した書籍や通信講座が紹介されています。
【関連する書籍】
●公式テキスト 金融リスクマネジメント2級
金融機関の初級管理者を対象とし、営業店におけるさまざまなリスクが解説されています。
≪内容≫
・リスクマネジメントの基本
・金融商品に関するリスク
・金融機関におけるリスク
・営業店における各種リスク
・リーガルリスクとコンプライアンス
・営業店における信用リスク
・営業店における事務リスク
●金融リスクマネジメント \(2\) 級 問題解説集
最新の問題と年度ごとに過去問題が掲載されています。
解答ポイントがわかりやすく解説されていて、出題傾向の把握や内容の理解がしやすい内容です。
関連書籍で基礎知識を身につけ、過去問題を解き、出題傾向の把握し試験に備えることで合格を目指してください。
※試験に関連した書籍や通信講座の詳細は銀行業務検定協会HPで確認してください。
試験頻度および日時や時期
年 \(1\) 回実施 \(6\) 月
試験会場
銀行業務検定協会が全国約 \(215\) 地区に設置する約 \(220\) 会場
※各試験会場の詳細については受験票で確認してください。
受験料
\(7,560\) 円 (税込)
過去数年の平均合格率および難易度
【\(2018\) 年】
受験者数:\(771\) 名
合格者数:\(377\) 名
合格率:\(48.90\) %
\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{377}{771}\times 100≒48.9(%)\)
【\(2017\) 年】
受験者数:\(769\) 名
合格者数:\(209\) 名
合格率:\(27.18\) %
\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{209}{769}\times 100≒27.2(%)\)
【\(2016\) 年】
受験者数:\(808\) 名
合格者数:\(313\) 名
合格率:\(38.74\) %
\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{313}{808}\times 100≒38.7(%)\)
全体の3割が記述式問題となりますので、検定試験合格率も年度によって差が出ています。
難易度は高いと言えるでしょう。
主催・試験実施団体
名称:銀行業務検定協会/検定試験運営センター
住所:東京都新宿区市谷本村町3-21
⇒ 銀行業務検定試験とは?難易度や合格率と系統と種目などの検定概要
銀行業務検定試験(23系統・36種類)の全てのリストはこちらにまとめてあります。
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