銀行業務検定試験36種中のひとつ、デリバティブ3級の問題内容や試験の日程や出題形式および合格率と難易度をお伝えします。
デリバティブ3級の検定では、渉外・営業担当者に必要とされるデリバティブ取引の基本的な実務知識についての習得度合いを測定することが目的になります。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
銀行業務検定試験 デリバティブ3級:(通称)デリバティブ3級(民間資格)
受験資格
誰でも受験できます。
試験内容と受験対策方法
試験内容
出題形式:五答択一マークシート式
問題数:\(50\) 問(各2点)
試験科目:
■基本知識(\(5\) 問)
■先物取引・フォワード取引(\(10\) 問)
■オプション取引(\(15\) 問)
■スワップ取引(\(15\) 問)
■リスク 他(\(5\) 問)
合格基準:\(60\) %以上(100点満点)
※試験委員会にて最終決定されます。
試験時間:\(150\)分
※試験開始後 \(60\) 分間と終了前 \(10\) 分間は退席禁止となります。
持ち物:受験票・HBの鉛筆・消しゴム・電卓(金融計算電卓・関数・メモ機能付きは不可です。)
対策方法
テキスト・参考書での独学
銀行業務検定協会より、検定試験の公式テキストや過去問題集が紹介されています。
【公式テキスト・過去問題集】
■公式テキスト デリバティブ3級
試験対応だけの公式テキストでなく、法人渉外担当の人向けに実践的デリバティブの手引書として最適な書籍となっています。
●内容
・デリバティブ取引の特徴
・有価証券および金利の上場先物・オプション
・為替デリバティブ
・オプションの基礎
・金利スワップ
・通貨スワップ
・スワップ取引の価格計算
・金利オプション
・いろいろなデリバティブ
・デリバティブのリスク管理
■デリバティブ3級 問題解説集
試験の過去問題が年度ごとにまとめられ、項目別に解説付きで編集されているので問題内容が理解しやすく工夫されているので、 出題傾向の把握等の受験対策に最適です。
公式エキスとで基礎知識を身につけ、過去問題を何回も解いて出題傾向の把握し試験に備えることで合格を目指してください。
※試験に関連した書籍や通信講座の詳細は銀行業務検定協会HPで確認してください。
試験頻度および日時や時期
年 \(1\) 回実施 \(6\) 月
試験会場
銀行業務検定協会が全国約 \(215\) 地区に設置する約 \(220\) 会場
※各試験会場の詳細については受験票で確認してください。
受験料
\(4,320\) 円 (税込)
過去数年の平均合格率および難易度
【2018年】
受験者数:\(655\) 名
合格者数:\(271\) 名
合格率:\(41.37\) %
\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{271}{655}\times 100≒41.4(%)\)
【2017年】
受験者数:\(498\) 名
合格者数:\(157\) 名
合格率:\(31.53\) %
\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{157}{498}\times 100≒31.5(%)\)
【2016年】
受験者数:\(603\) 名
合格者数:\(279\) 名
合格率:\(46.27\) %
\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{279}{603}\times 100≒46.3(%)\)
デリバティブ3級の検定試験は、他の銀行業務検定に比べて受験者数が少ないのが特徴です。
これはマニアックな分野なため、以前よりデリバティブの知識がある人が受験するのではないかと考えられます。
それでも合格率が \(40\) %前後ということは、難易度はやや高いとおもっていた方が良いでしょう。
主催・試験実施団体
名称:銀行業務検定協会/検定試験運営センター
住所:東京都新宿区市谷本村町3-21
⇒ 銀行業務検定試験とは?難易度や合格率と系統と種目などの検定概要
銀行業務検定試験(23系統・36種類)の全てのリストはこちらにまとめてあります。
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