融資管理3級は銀行業務検定試験の1つです。
この検定試験の問題内容や科目、合格率と難易度や日程などをお伝えします。
融資管理3級検定試験は、融資実行後の債権の管理・回収や企業観察など、応用実践的な実務知識についての習得程度を測ることが目的となります。


資格または検定試験名(正式名称と通称)

銀行業務検定試験 融資管理3級:(通称)融資管理3級(民間資格)

受験資格

誰でも受験できます。

試験内容と受験対策方法

試験内容

出題形式:五答択一式・事例付五答択一式
問題数:50
・五答択一式 30 問(各 2 点)   
・事例付五答択一式 20 問(各 2 点)
試験科目:
■基本知識 30
■技能・応用 20
融資管理通則/倒産の予知と対応/倒産時の対応/任意回収/担保権の実行による回収/仮差押え・仮処分/強制執行による回収/整理手続による回収/債権償却/その他
合格基準:60 %以上( 100 点満点)
※試験委員会にて最終決定されます。
試験時間:150 分 
※試験開始後 60 分間と終了前 10 分間は退席禁止となっています。
持ち物:
持込品:受験票・HBの鉛筆・消しゴム

対策方法

テキスト・参考書での独学
通信講座

銀行業務検定協会より、試験に関連した書籍や通信講座が紹介されています。

【関連書籍】
●受験対策シリーズ 融資管理 3
試験問題を解くための必要知識(債権管理・債権回収)について解説されています。

●融資管理 3 級 問題解説集
最新の問題と過去問題が掲載され、解答ポイントと正解が記載されているので、出題傾向を把握し問題内容を理解をしやすくなっています。

●営業店の融資管理の実務(銀行業務検定試験 融資管理 3 級 参考図書)
≪内容≫
・融資実行から管理回収までを実務的に解説されています。
・現場で必要な法務知識をわかりやすく解説されています。
・最新の判例と実務を踏まえて具体的に解説されています。

【関連する通信講座】
●融資管理実務コース
融資実行後の債権管理から回収までを学習できます。

通信講座や関連書籍で基礎知識を身につけ、過去問題を解き、出題傾向の把握し試験に備えることで合格を目指してください。

※試験に関連した書籍や通信講座の詳細は銀行業務検定協会HPで確認してください。

試験頻度および日時や時期

1 回実施  3

試験会場

銀行業務検定協会が全国約 215 地区に設置する約 220 会場

 ※各試験会場の詳細については受験票で確認してください。

受験料

4,320 円 (税込)

過去数年の平均合格率および難易度

2018 年】
 受験者数:2,867
 合格者数:965 名 
 合格率:33.66

\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{965}{2,867}\times 100≒33.7(%)

2017 年】
 受験者数:3,783
 合格者数:1,017 名 
 合格率:26.88

\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,017}{3,783}\times 100≒26.9(%)

2016 年】
 受験者数:4,017
 合格者数:1,353 名 
 合格率:33.68

\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,353}{4,017}\times 100≒33.7(%)

例年の合格率からみて、難易度は高いと言えます。
ただ試験範囲は「狭くて深い」のが融資管理 3 級検定試験の特徴ですので、融資管理 3 級 問題解説集を何回も何回も繰り返し解くことで合格を目指しましょう。

主催・試験実施団体

名称:銀行業務検定協会/検定試験運営センター
住所: 東京都新宿区市谷本村町3-21

⇒ 銀行業務検定試験とは?難易度や合格率と系統と種目などの検定概要

銀行業務検定試験(23系統・36種類)の全てのリストはこちらにまとめてあります。

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