投資信託3級および投資信託2級は銀行業務検定試験です。
この2つの検定試験は級によって問題内容や科目内容、合格率と難易度も変わりますので日程などともにお伝えします。
投資信託3級、2級検定試験は、投資信託の基本知識やセールス技能から、専門知識や高度なセールス技能について習得度を測ることが目的となります。


資格または検定試験名(正式名称と通称)

銀行業務検定試験 投資信託3級・2級:(通称)投資信託3級・2級(民間資格)

 \(\large{\color{magenta}{\fbox{3級}}}\)  

渉外担当者や窓口担当者が投資信託を個人顧客にセールスする際に、必要とされる基本知識やセールス技能の習得程度を測る試験です。

 \(\large{\color{red}{\fbox{2級}}}\)

役席者や専担者などを対象に、投資信託をセールスする際に、必要とされる専門知識や高度なセールス技能にの習得程度を測る試験です。

受験資格

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

誰でも受験できます。

試験内容と受験対策方法

試験内容

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  

出題形式:四答択一式・事例付四答択一式
問題数:
・四答択一式 \(30\) 問(各 \(2\) 点)   
・事例付四答択一式 \(20\) 問(各 \(2\) 点)
試験科目:
■基本知識 \(30\) 問
■技能・応用 \(20\) 問
投資信託の仕組み/投資信託の運用/セールス上の留意点/マーケット感覚の養成/その他
合格基準:\(60\) %以上( \(100\) 点満点)
※試験委員会にて最終決定されます。
試験時間:\(150\) 分 
※試験開始後 \(60\) 分間と終了前 \(10\) 分間は退席禁止となっています。
持ち物:受験票・HBの鉛筆・消しゴム・電卓(金融計算電卓・関数・メモ機能付きはNGです。)

 \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

出題形式:記述式 \(10\) 題(各 \(10\) 点)
試験科目:投資信託の仕組み/投資信託の運用/投資信託のセールス・窓口業務/マーケット感覚の養成/その他
合格基準:\(60\) %以上( \(100\) 点満点)
※試験委員会にて最終決定されます。
試験時間:\(180\) 分 
※試験開始後 \(60\) 分間と終了前 \(10\) 分間は退席禁止となっています。
持ち物:受験票・HBの鉛筆・消しゴム・電卓(金融計算電卓・関数・メモ機能付きはNGです。)

対策方法

テキスト・参考書での独学
通信講座

銀行業務検定協会より、試験に関連した書籍や通信講座が紹介されています。

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  

【関連書籍】
●十四訂 投資信託 基礎と実務(銀行業務検定試験 投資信託 \(2\) ・ \(3\) 級 参考図書)
実務で必要な知識とコンプライアンスが詳細に解説されています。

●受験対策シリーズ 投資信託 \(3\) 級
試験問題を解くために必要な知識を要点的に解説されています。

●投資信託 \(3\) 級 問題解説集
最新の問題と過去問題の解答ポイントと正解が掲載されているので、出題傾向の把握とに内容の理解がしやすくなっています。

【関連する通信講座】
●投資信託基礎コース
投資信託を知り、円満な取引を行うための第一歩となる講座です。

 \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

【関連書籍】
●十四訂 投資信託 基礎と実務(銀行業務検定試験 投資信託 \(2\) ・ \(3\) 級 参考図書)
実務で必要な知識とコンプライアンスが詳細に解説されています。

●十三訂 プロフェッショナル投資信託実務(銀行業務検定試験 投資信託 \(2\) 級 参考図書)
投資信託実務の高度な知識を習得するために必須の書籍です。

●投資信託 \(2\) 級 問題解説集
最新の問題と過去問題の解答ポイントと正解が掲載されているので、出題傾向の把握とに内容の理解がしやすくなっています。

【関連する通信講座】
●投資信託アドバイザーコース
投資信託販売のプロを目指すためのスタンダードな講座です。

通信講座や関連書籍で基礎知識を身につけ、過去問題を解き、出題傾向の把握し試験に備えることで合格を目指してください。

※試験に関連した書籍や通信講座の詳細は銀行業務検定協会HPで確認してください。

試験頻度および日時や時期

\(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

年 \(1\) 回実施  \(3\) 月

試験会場

\(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

銀行業務検定協会が全国約 \(215\) 地区に設置する約 \(220\) 会場

 ※各試験会場の詳細については受験票で確認してください。

受験料

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) \(4,320\) 円 (税込)

 \(\color{red}{\fbox{2級}}\) \(6,480\) 円 (税込)

過去数年の平均合格率および難易度

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  

【 \(2018\) 年】
 受験者数:\(3,843\) 名
合格者数:\(1,982\) 名 
 合格率:\(51.57\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,982}{3,843}\times 100≒51.6(%)\)

【 \(2017\) 年】
 受験者数:\(3,902\) 名
 合格者数:\(863\) 名 
 合格率:\(22.12\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{863}{3,902}\times 100≒22.1(%)\)

【 \(2016\) 年】
 受験者数:\(3,797\) 名
 合格者数:\(1,223\) 名 
 合格率:\(32.21\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,223}{3,797}\times 100≒32.2(%)\)

 \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

【 \(2018\) 年】
 受験者数:\(670\) 名
 合格者数:\(158\) 名 
 合格率:\(23.58\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{158}{670}\times 100≒23.6%)\)

【 \(2017\) 年】
 受験者数:\(487\) 名
 合格者数:\(96\) 名 
 合格率:\(19.71\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{96}{487}\times 100≒19.7(%)\)

【 \(2016\) 年】
 受験者数:\(552\) 名
 合格者数:\(139\) 名 
 合格率:\(25.18\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{139}{552}\times 100≒25.1(%)\)

投資信託 \(3\) 級の合格率ですが、 \(2018\) 年は \(50\) %を越えましたが、例年は \(30\) %前後で高いとはいえず、事例付四答択一式が難しいと言われています。
投資信託 \(2\) 級の合格率は、問題がすべて記述式ということもあり例年 \(20\) %前後という低さです。
これらのことから、 \(3\) 級・ \(2\) 級ともに難易度は高い検定試験と言えます。

主催・試験実施団体

名称:銀行業務検定協会/検定試験運営センター
住所: 東京都新宿区市谷本村町3-21

 ⇒ 銀行業務検定試験とは?難易度や合格率と系統と種目などの検定概要

銀行業務検定試験(23系統・36種類)の全てのリストはこちらにまとめてあります。

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