着付け技能検定試験\(1級・2級\)は国家検定で誰でも受験することはできますが、着付け職種に関係する専門課程の習得や実務経験が必要になります。
\(1級\)受験は習得課程の種類によって実務年数が異なりますので確認しておきましょう。
ここでは受験資格および検定の筆記、実技の試験内容をお伝えします。


資格または検定試験名(正式名称と通称)

着付け技能検定:(通称)着付け技能士(国家検定)

 \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\)  \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)

着付け技能検定試験は、着付けに関する知識と技能を問題として、学科試験と実技試験が行われ、
合格者には等級(\(1級・2級\))に応じて「〇級着付け技能士」の称号が付与されます。

受験資格

 \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\)  

【学科試験】
■実務経験のみ  実務経験年数\(2年\)
※実務経験とは、他装または着付け指導の業務に携わった経験を言います。

【実技試験】
学科試験の合格者

 \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)

【学科試験】
■2級合格者  実務経験年数\(1年\) 
■実務経験のみ  実務経験年数\(5年\)
■専門高校を卒業した者  実務経験年数\(4年\) 
■大学 短大 高校専攻科を卒業した者  実務経験年数\(3年\)
■専修学校または各種学校卒業した者  実務経験年数\(5年\)
・\(800時間\)以上  実務経験年数\(4年\)
・\(1,600時間\)以上  実務経験年数\(3年\)   
・\(3,200時間\)以上  実務経験年数\(2年\) 
■短期課程の普通職業訓練を修了した者
・\(700時間\)以上  実務経験年数\(4年\)    
■普通課程の普通職業訓練を修了した者
・\(2,800時間\)未満  実務経験年数\(3年\)  
・\(2,800時間\)以上  実務経験年数\(2年\)
■美容師免許取得者  実務経験年数\(2年\)

実務経験とは、他装または着付け指導の業務に携わった経験を言います。
各種教育機関の着付け職種に関する学科または訓練科(美容科、着付け科、和裁科、被服科等)に限ります。

【実技試験】
学科試験の合格者

試験内容と受験対策方法

試験内容

 \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\)  

【学科試験】
出題方式: 記述・選択・択一方式
試験時間:\(60分\)
合否基準:\(60点\)以上(\(100点\)満点)
試験範囲:範囲の細目については全日本着付け技能センターHPで確認してください。
●着物の知識及び名称
・着物の歴史(服飾史)
・着物の各部の名称及び寸法
・文様
●男女の着物の違い
●着物のたたみ方
●着物の織物及び染物
・織物の知識
・染物の知識
●着物の着用時季
●着物の格
・着物の用途別種類及び柄づけによる格の違い
・家紋
●帯の種類(織帯及び染帯)
●着付小物及び装身小物の種類及び用途
●着物、帯及び小物の合わせ方
●着付けの心得、作法及び技法
●関係法規
美容師法(昭和\(32年\)法律第\(163号\))関係法令のうち、着付けに関する部分

【実技試験】
試験時間:\(150分~180分\)程度
合否基準:\(60点\)以上(\(100点\)満点)
着付け:その年の試験課題(\(1課題\)提示)について定められた時間内で着付けをする。
(浴衣・街着・付下げ・訪問着・付下げ訪問着)


着物やモデルを含め試験に必要な物は、全て受検者が用意します。
持参品のリストは、実技試験の受験申請時に試験課題と合わせて全日本着付け技能センターHPで確認してください。

 \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)

【学科試験】
出題方式: 記述・選択・択一方式
試験時間:\(60分 \)
合否基準:\(70点\)以上(\(100点\)満点)
試験範囲:範囲の細目については全日本着付け技能センターHPで確認してください。
●着物の知識及び名称
・着物の歴史(服飾史)
・着物の各部の名称及び寸法
・文様
●男女の着物の違い
●着物のたたみ方
●繊維の知識
●着物の織物及び染物
・織物の知識
・染物の知識
●着物の着用時季
●着物の格
・着物の用途別種類及び柄づけによる格の違い
・家紋
●帯の種類(織帯及び染帯)
●着付小物及び装身小物の種類及び用途
●着物、帯及び小物の合わせ方
●着付けの心得、作法及び技法
●関係法規
美容師法(昭和\(32年\)法律第\(163号\))関係法令のうち、着付けに関する部分

【実技試験】
試験時間:\(150分~180分\)程度
合否基準:\(70点\)以上(\(100点\)満点)
着付け:その年の試験課題(\(1課題\)提示)について定められた時間内で着付けをする。
(浴衣・街着・付下げ・訪問着・付下げ訪問着・色留袖・黒留袖・中振袖・紋服[羽織・袴])


着物やモデルを含め試験に必要な物は、全て受検者が用意します。
持参品のリストは、実技試験の受験申請時に試験課題と合わせて全日本着付け技能センターHPで確認してください。

対策方法

過去問題での独学
対策講座

全日本着付け技能センターから公式テキストや参考書は発行されていません。

【筆記試験】
筆記試験については、全日本着付技能センターHPに以前出題された過去問題が全て公開されているので、それをひたすら勉強しましょう。
常識的な問題がほとんどなので、着物に長く携わった実務経験や各種教育機関の着付け職種に関する学科または訓練科で学んだことをもう一度しっかり確認してください。

【実技試験】
実技試験においては、全日本着付技能センターHPの資料請求の「実技試験問題」をしっかり読んで、書いてあることを必ず守ることが合格するポイントとなります。
着付けの基本を守ることは重要です。(シワはNG)
持ち物も規定のものを用意し気を抜かないこと。
試験当日の服装は、一般的に仕事で着ている白シャツに黒のパンツ、アクセサリーはNGです。
美しい立ち振る舞いでモデルさんに着付けましょう。

モデルさん選びも慎重に行った方が良いでしょう。
「試験当日暇だからお願いした。」では合格は難しいかもしれません。
持参する着物のサイズに合った方でないと話になりません。
また、着物のイメージとモデルさんがあっていることも重要です。
できるだけ身長や体系が振袖などに映える方がおすすめです。
練習にもお付き合いして頂ける方なら心強いですね。

費用がかかりますが独学では心配という方は、着付け教室などで行われている着付け技能検定対策講座を受けるのも良いかもしれません。

試験頻度および日時や時期

 \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\)  \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)

【学科試験】
年\(1回\)実施  \(6月\)

【実技試験】
年\(1回\)実施  \(9月~12月\)

試験会場

 \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\)  \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)

【学科試験】
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡
※試験会場は受検票で確認してください。

【実技試験】
札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡 他
(受検申請の状況で実施場所が増える可能性があり、その場合は全日本着付け技能センターHPで公表されます。)
※試験会場は受検票で確認してください。

受験料

 \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\)  

【学科試験】\(8,900\,円\)
【実技試験】\(16,700\,円\)

 \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)

【学科試験】\(8,900\,円\)
【実技試験】\(18,500\,円\)

過去数年の平均合格率および難易度

着付け技能士試験の合格率は公開されていません。

主催・試験実施団体

名称:一般社団法人 全日本着付け技能センター
住所:東京都渋谷区代々木1丁目56番4号 美容会館1F