歴史能力検定は私たちの未来を考える力の助けになれるよう、先人が歩んだ道を知り生涯学習推進目的で生まれた資格です。
大学・短期大学・高等学校などの入試対策や知識の腕試しなどにも活用できますよ。
独学の勉強法に過去問題集は重要です。
気になる試験概要や各級のレベルや合格率についてもお伝えします。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
歴史能力検定:(通称)歴検(民間資格)
\(\large{\color{black}{\fbox{5級}}}\) \(\large{\color{green}{\fbox{4級}}}\) \(\large{\color{blue}{\fbox{準3級}}}\) \(\large{\color{magenta}{\fbox{3級}}}\) \(\large{\color{orange}{\fbox{2級}}}\) \(\large{\color{red}{\fbox{1級}}}\)
他の認定試験における科目免除
高等学校卒業程度認定試験 科目免除について
歴検2級以上の合格者(平成17年4月1日より)
高等学校卒業程度認定試験(文部科学大臣が実施)の受検科目「日本史B」「世界史B」が免除になります。
・歴検 「日本史1級」または「日本史2級」の合格者
高等学校卒業程度認定試験の「日本史B」の受検が免除
・歴検 「世界史1級」または「世界史2級」の合格者
高等学校卒業程度認定試験の「世界史B」の受検が免除
ただし、歴史能力検定の合格を知らせる際に協会で発行する、合格証明書(1部 1,000円)が必要になります。
通訳案内士試験(通訳ガイド試験) 科目免除について
歴検「日本史1級」または「日本史2級」の合格者(平成18年度より)
通訳案内士試験(国土交通大臣が実施、国際観光振興機構が試験事務代行)の筆記試験科目「日本歴史」が免除されます。
ただし、歴史能力検定の合格を知らせる際に協会で発行する、合格証明書(1部 \(1,000円\))が必要になります。
さらに、大学・短期大学・高等学校では、入試の際に歴史能力検定の資格取得者を評価の対象や参考にしているところもあります。
また、卒業に必要な単位として通常の授業の代わりに認定している学校もあります。
受験資格
\(\color{black}{\fbox{5級}}\) \(\color{green}{\fbox{4級}}\) \(\color{blue}{\fbox{準3級}}\) \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) \(\color{orange}{\fbox{2級}}\) \(\color{red}{\fbox{1級}}\)
受験資格制限はありません。
誰でも自分の希望する級から受験できます。
試験内容と受験対策方法
試験内容と各級のレベル
各級とも学校の教科書から学ぶ基本的な歴史知識を中心に、国内外で起こっているさまざまな事柄の歴史的背景や、新聞やテレビなどで話題になっている話、小説などでおなじみの出来事など、古代から現代に至るまでの全ての時代が幅広く出題されます。
・それぞれの時代の大きな流れをつくった人たちとそれを支えた人たちに関する問題
・人物や建物の写真を見て答える問題
・絵画や文学作品などの歴史遺産に関する問題
・有名人や英雄のエピソードに関する問題 など
\(\color{black}{\fbox{5級}}\) 歴史入門
小学校修了程度の基本的な日本史の問題が出題され、小学生や中学生が自分の歴史知識を試すのに最適です。
出題形式:3肢択一問題 \(40問(50分)\)
合格基準:\(\color{red}{正解率60%が目安}\)(ただし各試験により変動)
\(\color{green}{\fbox{4級}}\) 歴史基本
日本史と世界史を一つにした試験で歴史の常識問題が出題され、中学生程度の知識があれば楽しく受験できます。
出題形式:4肢択一問題 \(50問(50分)\)
合格基準:100点満点 \(\color{red}{正解率60%が目安}\)(ただし各試験により変動)
\(\color{blue}{\fbox{準3級}}\) 日本史
中学校で学ぶ程度の歴史知識を基本としますが、それにとらわれない範囲からも出題されます。
出題形式:4肢択一問題 \(50問(50分)\)
合格基準:100点満点 \(\color{red}{正解率60%が目安}\)(ただし各試験により変動)
\(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) 日本史・世界史
高校で学ぶ基礎的な歴史知識を問う問題が出題されるので、社会人や高校生が自分の歴史知識を試すのに最適です。
出題形式:4肢択一問題 \(50問(50分)\)
合格基準:100点満点 \(\color{red}{正解率60%が目安}\)(ただし各試験により変動)
\(\color{orange}{\fbox{2級}}\) 日本史・世界史
高校で学ぶ程度のテーマが出題されますが、比較的高度な歴史知識が要求されるので自信のある方むけの試験です。
出題形式:4肢択一問題・記述問題 \(50問(50分)\)
合格基準:100点満点 \(\color{red}{正解率60%が目安}\)(ただし各試験により変動)
\(\color{red}{\fbox{1級}}\) 日本史・世界史
学校での学習にとらわれない広い範囲から出題されます。
出題形式:4肢択一問題・記述・論述問題 \(30問(50分)\)
合格基準:100点満点 \(\color{red}{正解率60%が目安}\)(ただし各試験により変動)
対策方法
テキスト・過去問題集・参考書での独学
下記のおすすめのテキストや過去問題集は、Amazonや楽天ブックスなどのインターネットや書店で購入できます。
\(\color{black}{\fbox{5級}}\)
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 5級歴史入門
・歴史能力検定 5級歴史入門過去問集 Part2
・歴史能力検定 5級 歴史入門まとめ・問題集
\(\color{green}{\fbox{4級}}\)
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 4級歴史基本
・歴史能力検定 4級歴史基本過去問集 Part2
・歴史能力検定 4級 歴史基本まとめ・問題集
\(\color{blue}{\fbox{準3級}}\)
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 準3級日本史
・歴検3級、準3級日本史テキスト
\(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 3級日本史
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 3級世界史
・歴史能力検定 3級世界史過去問集 Part2
・歴史能力検定 3級日本史過去問集 Part2
・歴検3級、準3級日本史テキスト
\(\color{orange}{\fbox{2級}}\)
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 2級日本史
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 2級世界史
・歴史能力検定 2級日本史過去問集 Part2
・歴史能力検定 2級世界史過去問集 Part2
\(\color{red}{\fbox{1級}}\)
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 1級日本史
・歴検 実戦!テスト形式過去問題集 1級世界史
・歴史能力検定 1級日本史過去問集 Part2
・歴史能力検定 1級世界史過去問集 Part2
試験頻度および日時や時期
試験頻度:年1回
試験日:\(11\,月下旬 ~ 12\,月上旬\)
※
年度により日にちが変動しますので、歴史能力検定協会 事務局で必ず確認して下さい。
試験会場
北海道から沖縄までの全国主要都市にて実施されます。
受験料
\(\color{black}{\fbox{5級}}\) \(2,800円\)(税込)
\(\color{green}{\fbox{4級}}\) \(3,000円\)(税込)
\(\color{blue}{\fbox{準3級}}\) \(3,700円\)(税込)
\(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) \(4,700円\)(税込)
\(\color{orange}{\fbox{2級}}\) \(6,500円\)(税込)
\(\color{red}{\fbox{1級}}\) \(7,500円\)(税込)
※
試験時間が重複しない科目を複数受験することは可能です。
過去数年の平均合格率および難易度
年度によって合格率は変動しますが、近年3年間を見てみると次のようになっています。
2級1級は割と難易度が高めになっています。
\(\color{black}{\fbox{5級}}\) 合格率:\(90\)%前後
\(\color{green}{\fbox{4級}}\) 合格率:\(80\)%前後
\(\color{blue}{\fbox{準3級}}\) 合格率:\(80\)%前後
\(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)
合格率(日本史):\(60\)%前後
合格率(世界史):\(40\)%前後
\(\color{orange}{\fbox{2級}}\)
合格率(日本史):\(30\)%前後
合格率(世界史):\(40\)%前後
\(\color{red}{\fbox{1級}}\)
合格率(日本史):\(20\)%前後
合格率(世界史):\(20\)%前後
主催・試験実施団体
名称:歴史能力検定協会事務局
住所:東京都中野区中野4-11-10
アーバンネット中野ビル内
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