ビジネスコンプライアンス検定とは、企業や組織が業務、活動を行う際に必要なコンプライアンス能力の理解度や対応能力を判定する資格試験です。
ここでは、ビジネスコンプライアンス検定上級の試験日程や試験内容と合格率および独学用の気になるテキストや過去問と勉強法についてお伝えします。
認定区分は上級と初級があります。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
ビジネスコンプライアンス検定 上級(民間資格)
\(\color{magenta}{\fbox{上級 Advanced Lebel}}\)
コンプライアンス経営の推進者および主体者として日々の業務課題の解決に取り組み、具体的な事例について解決手段や対応策を意思決定することができる。
また、コンプライアンス経営の根幹となる高度な法律知識と実践的な価値判断基準を有する。
※出典:ビジネスコンプライアンス検定HPより
⇒ビジネスコンプライアンス検定初級の日程や合格率および独学用過去問と勉強法
下位の初級の試験内容はこちらから確認できます。
受験資格
誰でも受験できます。
試験内容と受験対策方法
試験内容
試験は筆記試験です。
出題形式:
■多肢選択問題(マークシート方式)
■記述式
試験時間:\(\,120\,\)分
問題数:合計\(\,41\,\)問
■多肢選択問題(マークシート方式)\(\,40\,\)問
■記述式 \(\,1\,\)問
合格基準:\(\,70\,\)%以上の得点率
問題内容:コンプライアンス経営の推進者として必要とされる次の問題
1.コンプライアンスに関する実践的な知識
2.コンプライアンスに関連する高度な法律知識
3.ビジネスシーンにおける高度な意思決定基準
出題範囲:
1.コンプライアンスの基本論・総論
1-1コンプライアンスの基本
(1)コンプライアンスの意義
(2)CSRやメセナとの関係
1-2コンプライアンスと法の関係
(1)コンプライアンスと法令との関係
(2)アメリカの司法制度・違法行為との違い
1-3コンプライアンスの基本的手法
(1)コンプライアンスの基本的手法
(2)内部統制の基本
内部統制とは/内部統制の目的と要素
1-4法律・政令・条例・その他ルールの役割と体系的理解
(1)法令等の制定過程
(2)法令の分類とそれらの関係
1-5コンプライアンス違反と制裁
(1)刑事罰・行政上の措置・社内処分
2.ビジネスコンプライアンスと法・ルール
各種法令(関係法令などを含む)について、法令の趣旨・目的や主な制度について出題
2-1企業活動における基本法令
(1)会社法
(2)独占禁止法
(3)金融商品取引法
(4)知的財産法(著作権法、特許法、商標法、不正競争防止法など)
(5)労働法(労働基準法、労働契約法、労働組合法、男女雇用機会均等法、障害者雇用促進法、雇用対策法、労働者派遣法、公益通報者保護法など)
(6)民法(参考指定図書「リーガルベイシス民法入門」)
2-2消費者とコンプライアンス
(1)消費者に関する法律(消費者基本法、消費者契約法、特定商取引に関する法律、割賦販売法、製造物責任法、消費生活用製品安全法など)
2-3情報セキュリティとコンプライアンス
(1)個人情報保護法
3.総合事例問題
コンプライアンス上、問題となった事例をもとにした具体的な事案を提示し、関係法令についての設問やコンプライアンスの観点からの設問を選択式で出題
4.論述問題
コンプライアンスに関する長文の事案を提示し、設問で問われている事柄について検討した内容を\(\,1000\,\)字以内で論述
対策方法
テキスト・参考書での独学
講座・セミナー
サーティファイより、検定の内容に完全準拠した学習用教材として、公式テキストと問題集(過去問)を発行しています。
【公式テキスト】
■企業法とコンプライアンス 第2版 ― ”法令遵守” から ”社会的要請への適応” へ
【問題集】
■ビジネスコンプライアンス検定上級問題集
推薦図書として次の\(\,3\,\)冊を紹介しています。
【推薦図書】
1.コンプライアンスの知識 (日経文庫)
2.コンプライアンス革命 コンプライアンス=法令遵守が招いた企業の危機
3.インテグリティマネジメント ~コンプライアンス(法令遵守)を超えてCSRの実現へ~
また、参考指定図書も紹介しています。
【参考指定図書】
リーガルベイシス民法入門
独学用の学習に必要なこれらの書籍は、(株)ウイネットにて購入できます。
ビジネスコンプライアンス検定HPで確認してください。
ビジネスコンプライアンス検定HPではサンプル問題も掲載されていますので活用してください。
独学の学習では心配だという人には、ビジネスコンプライアンス検定に対応した各種講座・セミナーが紹介されています。
※ビジネスコンプライアンス検定HPで確認してください。
試験頻度および日時や時期
年\(\,2\,\)回実施 \(\,8\,\)月・\(\,2\,\)月
試験会場
全\(\,10\,\)都市
札幌・仙台・東京・横浜・新潟
静岡・名古屋・大阪・広島・福岡
※試験会場は試験\(\,1\,\)週間前に受験申込者に直接連絡があります。
受験料
\(\,8,000\,\)円
過去数年の平均合格率および難易度
合格率はサーティファイ認定試験事務局より、次のように合格率は60%位と発表されていますが、初級と上級の平均合格率と考えられますので、上級の合格率はもっと低いと考えられます。
\(\,2017\,\)年度実績
合格率(初級・上級)\(\,57.8\,\)%
主催・試験実施団体
名称:(株)サーティファイ 認定試験事務局
住所:東京都中央区日本橋茅場町2-11-8 茅場町駅前ビル
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