医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)の学科と実技Ⅰ,Ⅱの試験範囲や内容や日程などの概要をお伝えします。
医療事務技能審査試験は、出題範囲の中に医科と歯科のいずれか一つの科目を受験者が選択するところがあります。
約40年にわたり全国で実施されいることから、医療機関からの評価が高い資格となっています。

資格または検定試験名(正式名称と通称)

医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®):(通称)メディカルクラーク(民間資格)

メディカルクラークとは

医療機関の受付業務患者さんの接遇会計業務オペレーター業務など全般、また診療報酬請求事務を正しく行うのに必要な能力を認定する資格です。

病院や診療所においてこれらの仕事は必要不可欠で、質の高い専門技能が常に求められています。
その中で、医療事務技能審査試験では医療事務職の職業能力の向上と社会的経済的地位の向上に役立つことを目的としています。

試験合格者には「メディカルクラーク®(医科・歯科)」の称号が付与されます。

受験資格

誰でも受験できます。

試験内容と受験対策方法

試験内容

試験時間(医科・歯科共通):\(\,180\,\)分
【実技Ⅰ】\(\,50\,\)分
【学科】\(\,60\,\)分
【実技Ⅱ】\(\,70\,\)分

試験形式と問題数(医科・歯科共通):
【実技Ⅰ】\(\,2\,\)問
患者接遇  筆記(記述式)
※参考資料を見ることができません。
【学科】\(\,25\,\)問
医療事務知識  筆記(択一式)
※参考資料を見ることができます。
【実技Ⅱ】\(\,4\,\)問
診療報酬請求事務  診療報酬明細書点検
※参考資料を見ることができます。

出題範囲:
【学科】
\(\,1.~6.\,\)までは医科・歯科共通
\(\,7.\,\)は医科・歯科いずれか一つの科目を受験者が選択する
\(\,1.\,\)医療保険制度
①健康保険
②船員保険
③各種共済組合
④国民健康保険
⑤退職者医療制度
注:
・入院時食事療養費および入院時生活療養費
・保険外併用療養費
・高額療養費
\(\,2.\,\)高齢者医療制度
①制度の概要
②特定健康診査
③後期高齢者医療給付
\(\,3.\,\)公費負担医療制度
①感染症法
②生活保護法
③学校保健安全法
④精神保健福祉法
⑤身体障害者福祉法
⑥障害者総合支援法
⑦児童福祉法 薬学一般
⑧母子保健法
⑨原子爆弾被爆者援護法
⑩特定疾患治療研究事業
⑪難病の患者に対する医療等に関する法律
\(\,4.\,\)介護保険制度
①制度の概要
②予防給付・介護給付
③介護サービスの利用方法
④介護保険と医療保険等の関係
\(\,5.\,\)医事法規一般
①医療保障制度の基礎用語
②医療法
③医療保険各法
④療養担当規則
⑤関連法規(医師法 等)
\(\,6.\,\)医事業務
①医事担当者の心得(個人情報の適切な取扱いを含む)
②外来・入院業務
③窓口会計業務
\(\,7.\,\)医科・歯科いずれか一つの科目を受験者が選択する
 \(\color{black}{\fbox{医科}}\)
■医学一般
①各器官系の名称・構造・機能
②人体解剖と病理
③疾病の原因と治療
■薬学一般
①医薬品の種類と薬効分類
②各器官系に作用する薬物
■診療録
①医科医療用語・略語
②その他カルテ読解に必要な事項
 \(\color{black}{\fbox{歯科}}\)
■医学一般
①口腔解剖と病理
②各器官系の名称・構造・機能
■薬学一般
①歯科用医薬品の種類と薬効分類
②薬物の作用
■診療録
①歯科医療用語・略語
②その他カルテ読解に必要な事項

【実技Ⅰ】
医科・歯科共通
■コミュニケーション
医事課患者応対

【実技Ⅱ】
医科・歯科いずれか一つの科目を受験者が選択する
 \(\color{black}{\fbox{医科}}\)
・診療報酬請求事務
・医科診療報酬明細書(出来高請求)の点検
 \(\color{black}{\fbox{歯科}}\)
・診療報酬請求事務
・歯科診療報酬明細書(出来高請求)の点検

合格基準:学科試験・実技試験Ⅰ・Ⅱのすべての得点が\(\,70\,\)%に達すると合格となります

●試験科目免除制度
\(\,3\,\)科目すべてを受験し得点率\(\,70\,\)%に達した科目は、\(\,6\,\)ヵ月間に限り受験が免除となります。
※初回受験は3科目(学科試験・実技試験Ⅰ・Ⅱ)すべてを受験しなければなりません。
また途中退場した場合は、試験科目免除制度の対象にはなりません。

対策方法

テキスト・参考書・過去問題集での独学
専門学校・専門講座
通信講座

学科試験と実技試験Ⅱは資料の持ち込みが可能なので丸暗記をする必要はありませんので、医療事務の基礎知識がある人であればテキストや参考書、過去問題集での独学もそれほど難しいと感じることは無いでしょう。

初めて勉強する人であっても、コツコツと時間をかけて地道に勉強することで独学でも取得可能な検定試験と言えるでしょう。
毎月試験が実施されているので、試験科目免除制度を活用して合格を目指しましょう。

ただ、通学講座や通信講座を受講できる余裕があるのならば、試験に特化した教材が揃っているし、さまざまな質問に応えてもらえることから、試験では有利になります。

試験頻度および日時や時期

年\(\,12\,\)回実施  \(\,1\,\)月~\(\,12\,\)月(毎月)

試験の申込方法

試験日の\(\,2\,\)ヵ月前より、試験日の\(\,2\,\)週間前までが受付期間となります。

受験申込書類を日本医療教育財団HPより取り寄せて、申込書と受験料を添えて受験地域の日本医療教育財団支部へ郵送(現金書留)または持参してください。

試験会場

各都道府県内の公共施設 など

※詳しくは、日本医療教育財団HPまたは受験票で確認してください。

受験料

\(\,7,500\,\)円(医科・歯科)

主催・試験実施団体

名称:一般財団法人 日本医療教育財団
住所:東京都千代田区神田猿楽町2-2-10