自動車運転者資格とは普段、自動車運転免許と呼ばれているものです。
資格試験に合格すると免許証が発行されますが、免許の種類によって運転できる自動車の大きさが違います。
それぞれの免許の受験資格や資格取得条件や方法および試験内容と合格率をお伝えします。
自動車を運転する人は全員必要な資格になりますので、大きさにかかわらず無免許での運転は絶対ダメです。
資格または検定試験名(正式名称と通称)
自動車運転者:(通称)自動車運転免許(国家資格)
\(\large{\color{magenta}{\fbox{第一種免許}}}\)
日本の公道で、自動車および原動機付自転車を運転するために必要な免許です。
【\(10\) 種類】
普通免許・準中型免許・中型免許・大型免許・原付免許・小型特殊免許・普通二輪免許・大型二輪免許・大型特殊免許・けん引
\(\large{\color{red}{\fbox{第二種免許}}}\)
旅客を運送する目的で、旅客自動車を運転する場合に必要な免許です。
旅客自動車とは、バス・タクシー・ハイヤー・民間救急車などの車両です。
また自動車運転代行業の場合にも第二種運転免許は必要となります。
【\(5\) 種類】
普通第二種免許・中型第二種免許・大型第二種免許・大型特殊第二種免許・けん引第二種免許
受験資格
\(\color{magenta}{\fbox{第一種免許}}\)
■普通免許・準中型免許・大型特殊免許・大型二輪免許
\(18\) 歳以上の人
■中型免許
\(20\) 歳以上で、普通免許・準中型免許・大型特殊免許のいずれかを取得していて、その期間が通算 \(2\) 年以上の人
■大型免許
\(21\) 歳以上で、中型免許・準中型免許・普通免許・大型特殊免許のいずれかを取得していて、その期間が通算 \(3\) 年以上の人
■普通二輪免許・小型特殊免許・原付免許
\(16\) 歳以上の人
■けん引
\(18\) 歳以上で、大型免許・中型免許・準中型免許・普通免許・大型特殊免許のいずれかを取得している人
\(\color{red}{\fbox{第二種免許}}\)
■普通第二種免許・中型第二種免許・大型第二種免許・大型特殊第二種免許
・\(21\) 歳以上で、大型免許・中型免許・準中型免許・普通免許・大型特殊免許のいずれかを取得していて、その期間が通算 \(3\) 年以上の人
・ほかの第二種免許を取得している人
■けん引第二種免許
・\(21\) 歳以上で、大型免許・中型免許・準中型免許・普通免許・大型特殊免許のいずれかを取得していて、その期間が通算 \(3\) 年以上、加えてけん引第一種免許を取得している人
・ほかの第二種免許を取得している人
試験内容と受験対策方法
試験内容
試験内容は免許の種類により一部が異なります。
原付免許・普通二輪免許・大型二輪免許・普通免許・普通第二種免許・中型免許・準中型免許・大型免許・中型第二種免許・大型第二種免許を新規取得した人は、取得時講習の受講が義務づけられています。
\(\color{magenta}{\fbox{第一種免許}}\) \(\color{red}{\fbox{第二種免許}}\)
試験方法:適正検査+学科試験+技能試験
出題範囲:
【適正検査】
・視力
・色彩識別能力
・深視力
・聴力 ほか
【学科試験】
・交通法規
・自動車のメカニズムに関する正誤判定
【技能試験】
・直線、周回、曲線、坂道の走行
・交差点の通行
・横断歩道・踏切の通過などについての操作能力、安全な運転の能力
取得方法
テキスト・参考書での独学
教習所・自動車学校で講習
\(\color{magenta}{\fbox{第一種免許}}\) \(\color{red}{\fbox{第二種免許}}\)
●通常は、指定自動車教習所や自動車学校に入学(通学または合宿)し講習を受け試験を受けます。
第一段階学科講習と第一段階技能講習を受け、仮免許学科試験と仮免許技能試験で合格すると仮免許が取得できます。
次に、第二段階学科と第二段階技能講習を受け、卒業検定と路上検定で合格すると卒業証明書交付されます。
その後、全国の免許センターや試験場で適性検査と学科試験を受けて合格すると運転免許が交付されます。
●他に、指定自動車教習所や自動車学校に入学に通わずに、運転免許試験場や運転免許センターでいきなり試験を受ける「一発試験」で運転免許を交付してもらう方法があります。
ただこの方法は、警察官が試験官を務める技能試験(運転の実技試験)に合格しなければならないので相当難しい試験になり、 \(1\) 回で合格する人は数少なく何度も試験を受けることになってしまうので、初めて免許を取得する人は避けたほうが良いでしょう。
試験頻度および日時や時期
\(\color{magenta}{\fbox{第一種免許}}\) \(\color{red}{\fbox{第二種免許}}\)
全国各地の試験場
土曜・日曜・祝日・年末年始を除く毎日実施
※各都道府県によって異なります
試験会場
\(\color{magenta}{\fbox{第一種免許}}\) \(\color{red}{\fbox{第二種免許}}\)
全国各地の試験場
受験料
\(\color{magenta}{\fbox{第一種免許}}\)
■普通免許
\(5,400\) 円
■小型特殊免許・原付免許
\(3,550\) 円
■大型特殊免許・大型二輪免許・普通二輪免許・けん引
\(6,100\) 円
■準中型免許・中型免許・大型免許
\(8,650\) 円
\(\color{red}{\fbox{第二種免許}}\)
■普通第二種免許・中型第二種免許・大型第二種免許
\(9,700\) 円
■大型特殊第二種免許・けん引第二種免許
\(6,100\) 円
過去数年の平均合格率および難易度
\(\color{magenta}{\fbox{第一種免許}}\) \(\color{red}{\fbox{第二種免許}}\)
受験者数および合格率は公開されていません。
主催・試験実施団体
名称:各都道府県警察本部運転免許課
または、各免許試験場・指定自動車教習所
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