鳥獣管理士は、全国で問題となっている人と野生鳥獣のあつれきに関する課題の解決を担う人材の技術的能力(1級から3級)を認証することを目的とした資格制度です。
ここでは、鳥獣管理士2級になるための養成講座や認定CPDプログラムと試験の日程や受験資格についてお伝えします。
資格または検定試験名
鳥獣管理士:(民間資格)
鳥獣管理士とは
人と野生鳥獣のあつれきは全国各地で大きな問題になっていますが、
鳥獣管理士とは、農作物被害、生態系被害、生活安全などのその地域課題の解決を担う人材の技術的能力を認証することを目的とした資格制度です。
修得した知識・技術や現場経験のレベルに応じ、\(\,1\,\)級から\(\,3\,\)級が設定されています。
⇒ 鳥獣管理士試験3級の概要と受験資格に必要な養成講座と認定CPDプログラム
⇒ 鳥獣管理士試験準1級の概要と受験資格に必要な養成講座と認定CPDプログラム
⇒ 鳥獣管理士試験1級の概要と受験資格に必要な養成講座と認定CPDプログラム
資格試験は、鳥獣管理の専門的な教育を受けた人(JWMS認定プログラムを受講する学生や卒業生)、または鳥獣管理CPD単位を取得した人を対象に実施されます。
JWMS認定CPDプログラム制度
JWMS認定CPDプログラム制度は、鳥獣管理士の継続的な学習や実務等経験を保証する制度で、
自治体や連携する団体(大学や専門学校 等)によって実施される、\(\,60\,\)時間未満の鳥獣管理に関わる知識・技術の普及や、技能の修得を目的とした研修会、セミナー、人材育成事業等の専門的で体系的な教育プログラムを、鳥獣管理技術協会がCPDプログラムとして認定しています。
プログラムを受講することによって、CPD単位を取得することができます。
【認定プログラムⅠ】
総時間数120時間以上の専門的な教育プログラムを実施している、大学や専門学校等のコース・学部・学科・課程・専攻等が対象。
●認定プログラムⅠの修了者には、鳥獣管理士準\(\,1\,\)級の受験資格が付与されます。
●認定プログラムⅠを受講中の学生等は下記の要件を満たすことで、プログラム受講期間中に鳥獣管理士\(\,2\,\)級または\(\,3\,\)級の受験資格が付与されます。
・\(\,2\,\)級の受験資格:指定科目の中から\(\,10\,\)単位以上を履修済みであること。
・\(\,3\,\)級の受験資格:指定科目の中から\(\,4\,\)単位以上を履修済みであること。
【認定プログラムⅡ】
総時間数\(\,60\,\)時間以上\(\,120\,\)時間未満の専門的な教育プログラムを実施している、大学や専門学校等のコース・学部・学科・課程・専攻等が対象。
●認定プログラムⅡの修了者には、鳥獣管理士\(\,2\,\)級の受験資格が付与されます。
●認定プログラムⅡを受講中の学生等は下記の要件を満たすことで、プログラム受講期間中に鳥獣管理士\(\,3\,\)級の受験資格が付与されます。
・\(\,3\,\)級の受験資格:指定科目の中から\(\,4\,\)単位以上を履修済みであること。
※詳しくは鳥獣管理技術協会HPで確認してください。
鳥獣管理士養成講座
鳥獣管理士養成講座は、文部科学省科学技術振興調整費「里山野生鳥獣管理技術者養成プログラム」をもとに開発したJWMSによる学習プログラムで、
農作物被害、生態系被害、生活安全など、人と野生鳥獣の軋轢に関する地域課題の解決を担う人材の養成を目的としています。
鳥獣管理士養成講座を受講することによって、CPD単位を効率的に取得することができます。
※詳しくは鳥獣管理技術協会HPで確認してください。
2級 受験資格の条件
JWMS認定プログラム制度、または、鳥獣管理士養成講座CPD制度に基づいて、資格級に対応して定められた下記の受験資格を満たしているか、鳥獣管理技術協会によって書類審査判定されます。
【昇級の場合】
■\(\,3\,\)級を取得してからCPDを\(\,60\,\)単位以上取得した人
【新規の場合(初めて受験する人)】
■認定プログラムⅠを受講中で、指定科目の中から\(\,10\,\)単位以上を履修済みの人
■認定プログラムⅡを修了した人
※受験年度を含む過去\(\,3\,\)年間に取得した単位が有効となります。
■CPDを\(\,90\,\)単位以上取得した人
※受験年度を含む過去\(\,2\,\)年間に取得した単位が有効となります。
2級の試験内容
●昇級の場合
【筆記試験】
試験時間:\(\,90\,\)分
試験問題数:
■専門問題 択一 \(\,30\,\)問 (シカ、イノシシ、クマ、サル、鳥類、小型哺乳類・外来種)各\(\,10\,\)問から\(\,3\,\)分野選択
●新規の場合(初めて受験する人)
【筆記試験】
試験時間:\(\,120\,\)分
試験問題数:
■共通問題 択一 \(\,30\,\)問
■専門問題 択一 \(\,30\,\)問(シカ、イノシシ、クマ、サル、鳥類、小型哺乳類・外来種)各\(\,10\,\)問から\(\,3\,\)分野選択
2級の試験頻度および日時や時期
年\(\,1\,\)回実施 \(\,12\,\)月
※詳しい日程は鳥獣管理技術協会HPで確認してください。
2級の試験会場
北海道・栃木・東京・大阪 ・熊本
※会場は鳥獣管理技術協会HPで確認してください。
2級の受験料
【昇級の場合】
\(\,10,000\,\)円(税込み)
【新規の場合(初めて受験する人)】
\(\,15,000\,\)円(税込み)
主催・試験実施団体
名称:一般社団法人 鳥獣管理技術協会(JWMS)
住所:事務局 栃木県宇都宮市平松本町340-1-206
住所:東京事務所 東京都世田谷区桜新町2-22-3 NDSビル
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