財務4級・3級・2級は銀行業務検定試験の中の財務に関する検定試験です。
級によって科目内容が変わりますので問題内容や合格率と難易度および日程などをお伝えします。
基礎的な財務知識についての知識から、応用実践的な財務知識についてまでの習得度を測る目的の違いがありますので確認しておきましょう。

資格または検定試験名(正式名称と通称)

銀行業務検定試験 財務4級・3級・2級 :(通称)財務4級・3級・2級(民間資格)

 \(\large{\color{green}{\fbox{4級}}}\)  

初級行職員などを対象に、取引先企業の財務諸表を理解するために必要とされる最も基礎的な財務知識の習得程度を測る試験です。

 \(\large{\color{magenta}{\fbox{3級}}}\)

取引深耕や与信判断など、融資業務に必要とされる基本的な財務知識の習得程度を測る試験です。

 \(\large{\color{red}{\fbox{2級}}}\)

役席者や専担者などを対象に、企業の実態把握と与信判断に関する応用実践的な財務知識の習得程度を測る試験です。

受験資格

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\)  \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

誰でも受験できます。

試験内容と受験対策方法

試験内容

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\)

出題形式:三答択一マークシート式 
問題数:\(50\) 問(各 \(2\) 点)
・財務諸表 \(40\) 問
・財務分析 \(10\) 問
試験科目:
■簿記の基礎と取引を中心に、原則として会社法・会社法施行規則および会社計算規則にもとづいて出題されます。
■基本的な安全性分析・収益性分析等から出題されます。
合格基準:\(60\) %以上( \(100\) 点満点)
※試験委員会にて最終決定されます。
試験時間:\(90\) 分 
※試験開始後 \(60\) 分間と終了前 \(10\) 分間は退席禁止となっています。
持ち物:受験票・HBの鉛筆・消しゴム・電卓(金融計算電卓・関数・メモ機能付きはNGです。)

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)

出題形式:五答択一式
問題数: \(50\) 問(各 \(2\) 点)
・財務諸表 \(30\) 問
・財務分析 \(20\) 問
試験科目:
■財務諸表  原則として会社法、会社法施行規則および会社計算規則にもとづいて出題されます。
■財務分析  安全性(資金繰りを含む)と収益性の分析およびその総合判断から出題されます。
合格基準:\(60\) %以上(100点満点)
※試験委員会にて最終決定されます。
試験時間:\(150\) 分 
試験開始後 \(60\) 分間と終了前 \(10\) 分間は退席禁止となっています。
持ち物:受験票・HBの鉛筆・消しゴム 電卓(金融計算電卓・関数・メモ機能付きはNGです。)

 \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

出題形式:記述式 
問題数:\(10\) 題(各 \(10\) 点)
試験科目:
財務諸表と財務分析(非財務的要素を含みます。)
合格基準: \(60\) %以上( \(100\) 点満点)
※試験委員会にて最終決定されます。
試験時間:\(180\) 分 
※試験開始後 \(60\) 分間と終了前 \(10\) 分間は退席禁止となっています。
持ち物:受験票・HBの鉛筆・消しゴム・電卓(金融計算電卓・関数・メモ機能付きNGです。)

対策方法

テキスト・参考書での独学
通信講座・セミナー

銀行業務検定協会より、試験に関連した書籍や通信講座が紹介されています。

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\)

関連書籍】
●財務 \(4\) 級 問題解説集
●八訂 簿記と財務諸表の基礎(銀行業務検定試験 財務 \(4\) 級 参考図書)

【関連する通信講座】
●財務入門コース

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)

【関連書籍】
●公式テキスト 財務 \(3\) 級
●財務 \(3\) 級 問題解説集
●銀行業務検定試験 財務 \(3\) 級直前整理 \(70\)
●新 \(6\) 版 財務分析の実践活用法 取引先企業の見方・とらえ方(銀行業務検定試験 財務 \(2\) ・ \(3\) 級 参考図書)
●改訂 基礎から学ぶ財務知識(銀行業務検定試験 財務 \(2\) ・ \(3\) 級 参考図書)
●財務諸表分析の実務(銀行業務検定試験 財務 \(2\) ・ \(3\) 級 参考図書)

【関連する通信講座】
●財務基礎コース

 \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

【関連書籍】
●公式テキスト 財務 \(2\) 級
●財務 \(2\) 級 問題解説集
●新 \(6\) 版 財務分析の実践活用法 取引先企業の見方・とらえ方(銀行業務検定試験 財務 \(2\) ・ \(3\) 級 参考図書)
●改訂 基礎から学ぶ財務知識(銀行業務検定試験 財務 \(2\) ・ \(3\) 級 参考図書)
●財務諸表分析の実務(銀行業務検定試験 財務 \(2\) ・ \(3\) 級 参考図書)

【関連する通信講座】
●決算書から読み解く 経営診断コース

【関連するセミナー】
●財務 \(2\) 級受験対策講座
仙台・名古屋・金沢・三重・大阪・福岡・長崎・東京・静岡・岡山 などで開催されます。
日時や開催場所などの詳細は経済法令研究会HPで確認してください。

通信講座や関連書籍で基礎知識を身につけ、過去問題を解き、出題傾向の把握し試験に備えることで合格を目指してください。

※試験に関連した書籍や通信講座の詳細は銀行業務検定協会HPで確認してください。

試験頻度および日時や時期

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\) 年 \(1\) 回実施  \(6\) 月

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) 年 \(2\) 回実施  \(6\) 月・ \(3\) 月
 
 \(\color{red}{\fbox{2級}}\) 年 \(2\) 回実施  \(6\) 月・ \(10\) 月

試験会場

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\)  \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)  \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

銀行業務検定協会が全国約 \(215\) 地区に設置する約 \(220\) 会場

 ※各試験会場の詳細については受験票で確認してください。

受験料

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\) \(3,240\) 円 (税込)

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\) \(4,320\) 円 (税込)
 
 \(\color{red}{\fbox{2級}}\) \(6,480\) 円 (税込)

過去数年の平均合格率および難易度

 \(\color{green}{\fbox{4級}}\)

【\(2018\) 年】
 受験者数:\(2,680\) 名
合格者数:\(1,845\) 名 
 合格率:\(68.84\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,845}{2,680}\times 100≒68.8(%)\)

【\(2017\) 年】
 受験者数:\(3,139\) 名
 合格者数:\(2,027\) 名 
 合格率:\(68.83\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{2,027}{3,139}\times 100≒68.8(%)\)

【\(2016\) 年】
 受験者数:\(3,139\) 名
 合格者数:\(2,115\) 名 
 合格率:\(67.38\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{2,115}{3,139}\times 100≒67.4(%)\)

 \(\color{magenta}{\fbox{3級}}\)

【\(2018\) 年 \(6\) 月】
 受験者数:\(15,423\) 名
 合格者数:\(4,281\) 名 
 合格率:\(27.76\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{4,281}{15,423}\times 100≒27.8(%)\)

【\(2018\) 年 \(3\) 月】
 受験者数:\(18,541\) 名
 合格者数:\(7,851\) 名 
 合格率:\(42.34\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{7,851}{18,541}\times 100≒42.3(%)\)

【\(2017\) 年 \(6\) 月】
 受験者数:\(16,100\) 名
 合格者数:\(5,474\) 名 
 合格率:\(34.00\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{5,474}{16,100}\times 100≒34.0(%)\)

【\(2017\) 年 \(3\) 月】
 受験者数:\(19,369\) 名
 合格者数:\(7,017\) 名 
 合格率:\(36.23\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{7,017}{19,369}\times 100≒36.2(%)\)

【\(2016\) 年 \(6\) 月】
 受験者数:\(15,605\) 名
 合格者数:\(4,718\) 名 
 合格率:\(30.23\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{4,718}{15,605}\times 100≒30.2(%)\)

【\(2016\) 年 \(3\) 月】
 受験者数:\(17,911\) 名
 合格者数:\(6,738\) 名 
 合格率:\(37.62\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{6,738}{17,911}\times 100≒37.6(%)\)

 \(\color{red}{\fbox{2級}}\)

【\(2018\) 年 \(6\) 月】
 受験者数:\(6,683\) 名
 合格者数:\(1,332\) 名 
 合格率:\(19.93\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,332}{6,683}\times 100≒19.9(%)\)

【\(2017\) 年 \(10\) 月】
 受験者数:\(6,417\) 名
 合格者数:\(2,385\) 名 
 合格率:\(37.17\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{2,385}{6,417}\times 100≒37.2(%)\)

【\(2017\) 年 \(6\) 月】

 受験者数:\(7,521\) 名 
合格者数:\(2,379\) 名 
合格率:\(31.63\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{2,379}{7,521}\times 100≒31.6(%)\)

【\(2016年\) \(10\) 月】
 受験者数:\(6,514\) 名
 合格者数:\(1,516\) 名 
 合格率:\(23.27\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{6,514}{5,077}\times 100≒23.3(%)\)

【\(2016\) 年 \(6\) 月】
 受験者数:\(7,816\) 名
 合格者数:\(2,189\) 名 
 合格率:\(28.01\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{2,189}{7,816}\times 100≒28.01(%)\)

【\(2015\) 年 \(10\) 月】
 受験者数:\(6,724\) 名
 合格者数:\(1,602\) 名
 合格率:\(23.83\) %

\(\displaystyle 合格率=\frac{合格者数}{受験者数}=\frac{1,602}{6,724}\times 100≒23.8(%)\)

財務 \(2\) 級は全て記述式の問題ですので、だいたいコレくらいとか、その場しのぎの考えを解答しても合格することは難しく合格率も低いことから難易度は高い試験と言えます。

財務 \(3\) 級は財務諸表の仕組みや言葉の意味を理解し、財務表を読み取る力が必要ですが、毎年、同じような問題が出題されるため大量の過去問を解いて出題パターンを覚えことができるので、2級より合格率は幾分良いようですが、やはり難易度は高いと言えます。

財務 \(4\) 級の合格率は毎回 \(70\) %前後ですので、難易度は低いと言えるでしょう。

主催・試験実施団体

名称:銀行業務検定協会/検定試験運営センター
住所: 東京都新宿区市谷本村町3-21