茶道文化検定とは、伝統文化である茶道の文化や知識を幅広い年齢層に流儀に関係なく体系的に学ぶことが出来る検定試験です。

ここでは、3級の試験日程や試験内容とテキスト・問題集および合格率についてお伝えします。

資格または検定試験名

茶道文化検定:(民間資格

茶道文化検定とは

深い精神性と独自の哲学のもと、長い年月をかけて受け継がれてきた茶道は日本を代表する伝統文化です。

茶道文化検定は、伝統文化である茶道の文化や知識を体系的に学ぶことが出来るのがの特徴の検定試験です。
お点前(手前)の手順などについての出題はないので、幅広い年齢層の人(小学生から\(\,80\,\)代)やこれから茶道を始めようという人にもおすすめです。

●\(\,4\,\)級(茶道の文化に関する基礎的な知識)
今まで茶道に触れたことのない人や茶道のお稽古を始めたばかりの初心者の人、学校で茶道を学んでいる児童・生徒・学生を対象

 ⇒ 茶道文化検定とは?4級の試験概要とテキストや問題集および合格率

●\(\,3\,\)級(茶道の文化に関する一般的な知識)
すでに茶道を学んでいて、知識面での確認や充実を図りたい人を対象

●\(\,2\,\)級(茶道の文化に関するやや高度な知識)
茶道をある程度学び、さらに知識の幅を広げたい人を対象

 ⇒ 茶道文化検定とは?2級の試験概要とテキストや問題集および合格率

●\(\,1\,\)級(茶道の文化に関する高度な知識)
茶道の知識をさらに深めていきたい人を対象

 ⇒ 茶道文化検定とは?1級の試験概要とテキストや問題集および合格率2020年5月23日

3級の受験資格

誰でも受験できます。

※\(\,4\,\)級と\(\,3\,\)級の併願ができます。
※\(\,3\,\)級と\(\,2\,\)級の併願ができます。
ただし、\(\,3\,\)級と\(\,2\,\)級の併願受検の場合、\(\,3\,\)級の採点結果が合格基準に満たない場合は\(\,2\,\)級の合格は認められません。

3級の試験内容と受験対策方法

試験内容

試験時間:\(\,70\,\)分
問題数:\(\,80\,\)問
出題形式:択一式(マークシート)
出題範囲:問題の多くが公式テキストや公式問題集の内容から出題されます。
次の茶道に関する一般的な出題
■茶のこころ
■茶の歴史
■茶事・茶会
■茶道具
■茶室・露地の分野
※お点前(手前)の手順などについては出題されません。
合格基準:\(\,70\,\)%以上

対策方法

テキスト・問題集での独学
\(\,3\,\)級は道具の名称や歴史的事項や\(\,4\,\)級で勉強した必要不可欠な語句の意義を理解するように学習しましょう。

公式テキストの「新版 茶道文化検定公式テキスト\(\,3\,\)級」を熟読し、公式問題集を繰り返し解いて合格を目指しましょう。

≪学習のポイント≫
■茶のこころ
茶と禅がどのように関わっているのかを押さえる
■茶の歴史
茶道の歴史に関わる代表的な人物や事柄を覚え、茶の伝来から茶道への確立や発展までの流れを理解する
■茶事・茶会
亭主と客の所作や動線、使われる道具などを含め基本的な茶事の流れを理解する
■茶道具
道具ごとの部分名称や種類・分類をわかるようにする
■茶室・露地の分野
茶室各部の名称や機能・種類、現存する代表的な茶室とその特徴や露地の構造と役割を覚える

【公式テキスト】
・茶道文化検定公式テキスト\(\,3\,\)級 -茶の湯をはじめる本-

【公式問題集】
・\(\,3\,\)級,\(\,4\,\)級「茶道文化検定公式問題集⑪」
・難易度別練習問題(\(\,3\,\)~\(\,4\,\)級向)

※公式テキスト・公式問題集は茶道文化検定HPから購入できます。

3級の試験頻度および日時や時期

年\(\,1\,\)回実施  \(\,11\,\)月

※詳しい日程は、茶道文化検定HPで確認してください。

3級の試験会場

全国主要都市
札幌・仙台・さいたま・東京・横浜
新潟・金沢・名古屋・京都・大阪
神戸・米子・岡山・広島・松山
福岡・熊本・鹿児島・沖縄

※会場は、茶道文化検定HPで確認してください。

3級の受験料

【通常】\(\,4,500\,\)円
【\(\,22\,\)歳以下割引】\(\,4,000\,\)円
【くりかえし受検割引】\(\,4,000\,\)円
【\(\,22\,\)歳以下・くりかえし受検割引併用】\(\,3,500\,\)円

≪\(\,4\,\)級・\(\,3\,\)級併願の場合≫
【通常】\(\,6,500\,\)円
【22歳以下割引】\(\,6,000\,\)円

≪\(\,3\,\)級・\(\,2\,\)級併願の場合≫
【通常】\(\,9,500\,\)円
【22歳以下割引】\(\,9,000\,\)円

3級の過去数年の平均合格率および難易度

■2019年度
受検者数:\(\,1,169\,\)人  合格者数:\(\,790\,\)人  合格率:\(\,67.6\,\)%

■2018年度
受検者数:\(\,1,360\,\)人  合格者数:\(\,1,053\,\)人  合格率:\(\,77.4\,\)%

■2017年度
受検者数:\(\,1,489\,\)人  合格者数:\(\,1,020\,\)人  合格率:\(\,68.5\,\)%

■2016年度
受検者数:\(\,1,496\,\)人  合格者数:\(\,1,182\,\)人  合格率:\(\,79.0\,\)%

■2015年度
受検者数:\(\,1,757\,\)人  合格者数:\(\,1,358\,\)人  合格率:\(\,77.3\,\)%

過去数年の平均合格率は約\(\,74\,\)%難易度は易しいと言えます。
 

主催・試験実施団体

名称:茶道文化検定運営事務局(日本出版販売株式会社内)
住所:東京都千代田区神田駿河台4丁目3番地

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