省エネ、エコ、節約と言われるようになって、ここ数年サーキュレーターが注目されています。
家電量販店でも扇風機とサーキュレーターがたくさん並んでいます。

サーキュレーターと扇風機の違いはどこなのでしょう。

また、サーキュレーターはエアコンと併用すると節電できると言われています。
効果的に使うにはどのようにしたらいいのでしょう。

そこで、サーキュレーターと扇風機の違い、エアコンとの併用の効果、冷暖房の効率を上げる使い方について紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

サーキュレーターと扇風機の違い

サーキュレーターも扇風機も風を出して涼しく感じさせることから、ほとんど同じものなのではないかと思われがちです。
しかし、実は目的も構造もかなり違うのです。

風の送り方の違い

サーキュレーターは、空気の循環を目的としています。
風を間接的に使うもので、真っ直ぐ遠くまで風を送る構造になってます。

扇風機は、風を直接浴びて使います。
風を体に受けることによって冷房効果を得るものなので、風を幅広く送る構造です。

購入を考えるのであれば、空気の循環が目的なのでいろいろな機能を持っていて高価なものより、安価な静音性を重視するとよいでしょう。

実際に、サーキュレーターと扇風機を並べて使ってみましょう。
3メートル離れたところから風を送ってみました。

サーキュレーター

サーキュレーターの場合は、3メートルも離れていても風は充分に届きます。

サーキュレータは風をピンポイントで真っすぐ遠くまで送るのです。
ライトで言ったらスポットライトです。

扇風機

扇風機の場合は、3メートルも離れてしまうと、ほとんど風を感じることはできません。

扇風機の風は幅広く放射状に送るのでライトで言ったら、電球の光に似ています。

このように、風量やサイズにもよりますが、同じサイズのものを比べると、風力特性が違うことが分かります。

サーキュレータと扇風機のどちらが優れているということではないのです。
もともとの用途や使用目的が違うのです。

機能の違い

サーキュレーター

サーキュレーターは基本的に風を発生させるために作られているので、シンプルで、扇風機よりも風音が大きいものが多く、タイマー機能や自動首振り機能などが装備していないものが大半です。

最近では、静音性や機能性を売りにしたサーキュレーターも見かけるようになりました。

ファンの向きを上下180度まで回転させることができるので、上方に風を送り込むことが得意です。
逆に低いところに風を送り込みたい場合には、設置場所を高くすればOKです。

扇風機

扇風機は機能が充実しています。
タイマー機能自動首振り機能は標準装備で、他に風量調節リズム運転おやすみ運転などなど、実際には使ったことがないという機能まで装備されています。

ファンの向きは左右180度近くまで回転することができるので、広い範囲に風を送ります。

形の違い

サーキュレーター

サーキュレーターは首にあたる部分がないので、高さは低くサイズは小さめです。

扇風機

一般的に扇風機は、操作パネルとファンをつなぐ部分に長い首が付いているので、それなりの高さがあります。
和室用の1mくらいの物からリビング用は大人の胸あたりまであるものまでサイズは豊富です。

 

このようにサーキュレーターと扇風機は使い道が全然違うので、どのような使い方をしたいのかをしっかり確認してから購入するようにしましょう。

エアコンとサーキュレーターを併用して節電効果

最近よく耳にするのが、「エアコンを使うときにサーキュレーターを併用するといい。」なのですが、実際にどのくらいの節電になるのでしょう。

サーキュレーターは、モーターを回転させるだけという単純な仕事なので、消費電力は小さく電気をあまり使用しない製品です。

一般的なサーキュレーターの場合、消費電力は30W~60W程度のものが多いようです。

例えば50Wの場合です。

1日に8時間使用した場合でも、1日の電気代は約10円程度です。
8時間×30日=240時間
単純に計算して、1か月使用しても240円程度、ジュース2本分なのです。

そして、サーキュレーターが優れているのは、電気代が安いというだけではありません。

サーキュレーターは、エアコンの風の通り道に置いて冷気の循環を促せるほか、天井に向けてセットすることで、上方にたまった空気を下方に送って上下の空気を入れ換えることができるので、エアコンの設定温度になるまでの時間を短縮できるのです。

サーキュレーターを併用することで、エアコンの能力を120%引き出すことができるという点が最大の利点です。

例えば、室温にムラがあるからという理由で設定温度を2度下げるのなら、同じ温度のままにしておいて、サーキュレーターを併用した方が断然経済的です。

実際、これまで夏場の電気代が15,000円程度だった家庭で、サーキュレーターを積極的に使用し、1か月の電気代を6,000円近く安くすることができたという報告もあるそうです。

エアコンの使用時にサーキュレーターを併用することは、電気代の節約に絶大な効果があるということは実証済みということになりますね。

サーキュレーターの冷暖房効率を上げる使い方

エアコンを使用しても、お部屋の温度は均一ではありません。
お部屋の上の方と下の方では、5度近く温度差があること少なくありません。

これは、冷たい空気は下にさがり、暖かい空気は上昇するのが原因です。

空気の「対流がうまくいかないこと」が、エアコンの冷暖房効率を落としてしまうのです。

またエアコンも、部屋の隅々にまで風がいきわたっているとは限りません。
最近のエアコンは、動くものを見つけて自動的に風の向きを調節するムーブアイ機能の機種もありますが、それでも部屋全体を均一にコントロールすることは難しいのです。

「エアコンを付けているのに暑い」
「エアコンを付けているのに、この辺りだけ寒い」
「エアコンを付けているのに、ぜんぜん涼しくない」

このような現象が起こった時におすすめなのが、サーキュレーターです。

室内に冷気や暖気のかたよりやムラが発生しないように、サーキュレーターで強制的に風を送ることで、室内に空気の対流を発生させ、室内の温度差を一定に保つようにするのです。

サーキュレーターの置き方

冷房の使用時

冷房の使用時は、エアコンの吹き出し口に向けてサーキュレーターで風を送ります。

※床や畳などに座ることの多い部屋では、空気をかくはんする必要がないこともあります。
その場合は、床にサーキュレーターを置き、床とほぼ水平に風を送ることで、低い位置にある冷たい空気を別の位置に移動させる使い方をしましょう。

暖房の使用時

サーキュレーターは夏の使用が注目されていますが、暖房を使う冬にも力を発揮します。
室内の温度差が激しい場合、部屋全体を素早く暖めることができ、大幅な節電効果が期待できます。

暖房の使用時は、床と並行もしくは少し上向きに風を送ります。

※石油ファンヒーターや石油ストーブを使用中に利用する場合は、暖房器具に直接風を送らないよう注意しましょう。

まとめ

サーキュレーターはエアコンと併用することで節電効果が期待できますが、適当に設置しても効果を発揮しません。
正しい使い方をして初めて効果が得られるのです。

今年はサーキュレーターで夏と冬を快適に過ごしてみましょう。