お盆にお供えするお菓子でまず思いつくのが、ピンク色や緑色、黄色などに着色されている蓮の花の形をした砂糖で出来たお菓子ではないでしょうか。
お盆の時期のスーパーには「お供え用お菓子コーナー」が設置され、そこにたくさん積まれています。

美味しいとは思えないこの砂糖菓子ですが、お盆が終わり下げた後は食べるものでしょうか。
捨てるのも気が引けますね。

名前は何と言い、お盆にお供えするのにはどのような意味があるのでしょう。

そこで、お盆にお供えする砂糖菓子を下げた後の活用方法、名前、お供えする由来について紹介します。

参考に慣れれば幸いです。

では本題に入りましょう。

お盆にお供えした砂糖菓子を下げた後の活用方法

お仏壇にお供えした物は、ご先祖様が食べ物の湯気や香りを召し上がるので、湯気が消えるころには下げましょう。

お供え物の「供える」は「共に供する」、「一緒にいただく」という意味もあります。
お仏壇にお供えした食べ物は無駄にしないで、お下げしたらご先祖様と同じものをいただくことも供養になるので、朝お供えした食べ物は午前中には下げて、無駄にならないように家族で頂きましょう。

また、お盆にお供え物として頂いた菓子やフルーツも、ご挨拶に来ていただいたお客さまにお出しして、一緒に食べていただくことをおすすめします。

お盆にお供えした砂糖菓子もお下げした後に食べる?

砂糖菓子は下げて頂こうと思っても、美味しいとは思えませんし、実際美味しくありません。

 

実は、この落雁を子供の頃に食べたことがあります。
あの頃の私は、色がキレイで美味しいと思って食べたのだと思いますが、それはそれは間違っても美味しいとはいえない味でした。
噛むと口の中でジャリっとし、変に甘く口の中の水分を全部吸い取ってしまい、口の中はパッサパサになり、粉っぽかったです。

 

あれ日以来、凝りて食べたことはありませんが、すでに何十年も経っていますので、今は美味しいのでしょうか。

でもゴミとして処分するのは気が引けます。
お仏壇からお下げしたものを「ポイッ」捨てるのは、なんとなく申し訳ない気持ちにもなるしもったいないですね。

そこでこの砂糖菓子の活用方法を紹介します。

砂糖菓子の活用方法

砂糖菓子をそのまま食べるのではなく、すり下ろしたりミキサーにかけて有効活用しましょう。

砂糖菓子は原料は、お米などから抽出したデンプン砂糖水飴なので、調味料のお砂糖として利用することが出来ます。
あの着色されている色が気になるかもしれませんが問題ありません。

※砂糖菓子を溶かすととろみがでるので、単純に砂糖として使うには注意しましょう。

通常の入れる砂糖の分量の半分を砂糖菓子をすり下ろしたりミキサーにかけたものにします。

おすすめの料理やお菓子

・肉じゃが
・すき焼き
・クッキー
・パンケーキ

おすすめの飲み物

・ 生姜湯
・甘酒

 

しかし、お仏壇にあげた食べ物を食べることに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんね。

その場合は、白い紙に包んで清めてから処分したらいかがでしょうか。
ゴミとして処分する場合は、お供えして頂いた方の思いやご先祖様への感謝の気持ちは忘れないようにしましょう。

 

ちなみに、
私が子供の頃は、頂き物やご馳走がある時は母から「まず、お仏壇にあげてからね。」と言われていました。
そして、その後お下げして食べることができました。

また朝は、炊きたてのご飯とお水をお供えしていましたが、その下げたご飯を食べると頭が良くなると教えられました。

 

だから、お供え物は有り難く頂くのがいいみたいです。

このように昔は、今幸せに暮らしていられるのはご先祖様のお陰なのだと、まだ食べ物は無駄にしないということを、子供たちに日々の生活の中で教えていたのですね。

お盆にお供えする砂糖菓子の名前は?

それはそうと、このお盆の時期が近づいてくると、スーパーの特設コーナーに山のように積まれる定番のお菓子、蓮の花の形をしていてピンク色、緑色、黄色などに着色されたこの砂糖菓子は、名前を「落雁(らくがん)」といいます。

お米などから抽出したデンプンに砂糖と水飴を加えて着色し乾燥させて作られています。

落雁の味

決して美味しいものではありません。

味は、噛むと口の中でジャリっとし、砂糖のかたまりのようで変に甘く、口の中の水分を全部吸い取ってしまう感じです。
口の中はパッサパサになり、粉っぽいです。

数十年前に食べた記憶は今でも覚えています。

砂糖菓子(落雁)の名前の由来

名前の由来は二説あります。

一つは、浮世絵 近江八景「堅田落雁(かたた の らくがん)」にちなんで付けられたという説、
もう一つは、「軟落甘(なんらくかん)」という中国が明の時代の頃の菓子があり、その言葉を詰めて「らくがん」と言われた説があります。

砂糖菓子(落雁)の形

蓮の花をかたどった形は、極楽浄土を象徴する花が蓮であることからお供え物に使用されています。
他にも桃などの果物の形のものもあるようですが、蓮の花の形のものが一番多く、一番好まれているようです。

このように、砂糖菓子と言っても落雁は決して美味しいものではありませんが、暑い時期のお盆では日持ちの面から考えるとお供え物に向いています

お盆に砂糖菓子(落雁)お供えする由来

お盆に砂糖菓子(落雁)がお供えさられるようになったのは、木蓮尊者が行った盂蘭盆会(うらぼんえ)と呼ばれる施餓鬼という供養が由来します。

木蓮尊者の母は、我が子かわいさから餓鬼道に堕ちました。
餓鬼道は生前贅沢をしたり、強欲で嫉妬深かったりと貪りの心や行為をした者が堕ちるところです。

そこでは飢えと渇きに苦しみます。
木蓮尊者が母親の前に供物を出しても、炎を上げ燃え尽きてしまいます。

母親を救いたい木蓮尊者は釈迦に教えを請いました。

そして木蓮尊者は、そこから自分の母親を救うためには、自分の母親だけ救済しようとするのではなく、修行僧や恵まれない方たちにたくさんの食べ物を振る舞うことが、唯一の方法と知りました。

こうして行われたのが施餓鬼と呼ばれ、この時振る舞うものは得に甘いものが良かったのです。
この時の影響から現在においても、落雁がお供え物とされるようになったのです。

落雁は蓮の花の形が最もポピュラーですが、これは蓮の花が極楽浄土の象徴的な花で、格上、最上の花であることからお供えに用いられるのです。

また、お盆の時期は暑く果物はすぐに腐ってしまうので、落雁はお盆の暑い時期でも日持ちするということから、果物を模して代わりとしても用いられています。

まとめ

今まで、砂糖菓子(落雁)は下げた後、捨てていた方も多かったのでないでしょうか。

お菓子としてそのままいただくには美味しくない落雁ですが、処分せずに料理やお菓子作りに使用して有効活用しましょう。

ちょっとお値段は高くなりますが、和菓子屋さんなどでは美味しい落雁を販売しています。
そちらを購入して、お菓子として最初から美味しく頂くのもいいですよ。

私は、ここ数年は和菓子屋さんの美味し落雁をお供え物としています。

あなたは今年のお盆、砂糖菓子(落雁)をスーパーで買いますか? それとも和菓子屋さんで買いますか?